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2025年07月16日

とりあえず、クブシックリ

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クブシックリ(くぶしっくり)

主な出身地:長野

長野県伊那市西箕輪羽広に伝わる。
夕方頃に、道端のくぶしの木(コブシのことか)の下を子供が通ると、クブシックリが顔に張り付くのだという。
[参考文献]『長野県史 民俗編』二巻三 南信地方 ことばと伝承

(日本怪異妖怪事典 中部(笠間書院) より引用)
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2025年07月15日

とりあえず、大腕

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大腕(おおうで)

主な出身地:京都

京都府和知町(現・京丹波町)に伝わる。昔、上栗野と仏主との間の道を一人の浪人か武者修行者が通ると、山のほうから「出すぞ」と大声がした。「出してみよ」と言うと大腕が出てきたので、武士はそれを切り落とした。その後、恐ろしさに腕を葬りお堂を立て昿折地蔵として祀ったという。この地蔵は腕の痛みやひじの病気を治すとされ、治った際は板で腕の形を作り供えるが、近年は代わりに紙に腕を描いたものが多いという。
甲田勝衛『和知町 石の声風の音』にある。

(日本怪異妖怪事典 近畿(笠間書院) より引用)
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2025年07月14日

とりあえず、擂木鳥

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擂木鳥(れんぎどり)

主な出身地:不明

擂粉木に羽根や目が生えて鳥のようになったもの。
「擂木に羽根」(ありえないこと、といった意味)といった画題で、鳥羽絵に描かれていたものが広く描かれるようになったもので、江戸では豆絵(画面を細かく区切ってたくさんの絵が描きこまれている形式のおもちゃ絵)などにこのかたちの妖怪も描かれていることが多い。
熊本県などでいわれる「木心坊」という妖怪は、椿の木でできた擂粉木が化けるとされることから、平成以後この擂木鳥の画像が結びつけられて絵に描かれることも多いが、もともとの要素が異なる存在同士(擂粉木の伝承に擂粉木の画像)を当てはめあっただけに過ぎず、直接の関係性は全くない。
[参考文献]別冊太陽『日本の妖怪』、湯本豪一『今昔妖怪大鑑』

(日本怪異妖怪事典 関東(笠間書院) より引用)
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2025年07月13日

とりあえず、やちべこ

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やちべこ

主な出身地:青森

平尾魯仙『合浦奇談』にある怪物。
文化年間(一八〇四〜一八)、下相野村(現・青森県つがる市)の者が加納村の卑湿地(湿気の多い低地)に泥炭(堆積した植物が石灰化したもので、水分を多く含む)を採りに行ったとき、体長五尺で幅三尺ほどの手足も目口もないものを土から掘り起こした。それは海鼠に似て全身が黒く、背に二条の筋があり、腹には数百の笄蛭が付着していた。居合わせたある人は、これを「卑湿地ベコ」だろうと語った。昔からこの地に雌雄二匹が棲息し、殺せば必ず祟りがあるといわれていた。ゆえに傷つけず放置していると、ぬめり歩いて土中に帰ったという。(『谷の響 付 合浦奇談』)

(日本怪異妖怪事典 東北(笠間書院) より引用)
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2025年07月11日

とりあえず、コマヒキ

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コマヒキ

主な出身地:北海道

和人に伝わる妖怪。江差、松前の地域で河童を指して呼んだ言葉。
柳田国男著『山島民潭集』にある。漢字表記は「駒引き」だろう。河童には馬を川に引き込む悪事を行うとされることが多く、そこから生まれた呼び名と考えらる。

(日本怪異妖怪事典 北海道(笠間書院) より引用)
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2025年07月10日

とりあえず、アサンドヤマヌチュウトラミンチクウ

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アサンドヤマヌチュウトラミンチクウ(あさんどやまぬちゅうとらみんちくう)

主な出身地:鹿児島薩南諸島

鹿児島県大島郡徳之島町でいう怪鳥、もしくはフクロウの俗信。阿山堂山(アサンドヤマヌ)の人取り(チュウトラ)耳梟(ミンチクウ)の意。
徳富重成「徳之島の怪異―尾母を中心とした―」(『雑記集成』三)に紹介されているもの。
ミンチクウは梟の一種で、ミンとは耳、もしくはこの鳥の鳴き声に由来するという。人を迷わし連れ去っては命を奪うとされる。(黒史郎『ムー民俗奇譚 妖怪補遺々々』)

(日本怪異妖怪事典 九州・沖縄(笠間書院) より引用)
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2025年07月09日

とりあえず、笑い栂

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笑い栂(わらいつが)

主な出身地:高知

高知県安芸郡奈半利町の辺りに伝わる。
野根山街道の道中に栂の木がある。嘉永年間(一八四八〜五四)の頃、米ヶ岡の浜渦寿之助という樵が山を登っていると、頭上から突然天地も震えるほどの叫び声が聞こえてきた。驚いて下山を始め、坂の途中の木の下で休んでいると、今度は木の上から何ものかの大きな笑い声が聞こえてきた。無我夢中で逃げ帰ってみると、足の指が全て切られて形もなかった。それ以来、この木のことを「笑い栂」と呼ぶようになったという。

(日本怪異妖怪事典 四国(笠間書院) より引用)
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2025年07月08日

とりあえず、人形峠の霊

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人形峠の霊(にんぎょうとうげのれい)

主な出身地:岡山と鳥取の境にある人形峠

鳥取県東伯郡三朝町木地山と岡山県苫田郡鏡野町上齋原の境をなす人形峠に出没する霊の数々。
同地はいわゆる心霊スポットして名高く、体の関節が奇妙な方向に曲がった男の霊が出る、夜に子供の靴だけが歩いていた、濡れた女が立っていた、赤ん坊が泣いてたので近づくと姿を消したなどの様々な怪異談が語られている。(並木伸一王著『47都道府県 あなたの県の怖い話』)

(日本怪異妖怪事典 中国(笠間書院) より引用)

人形峠に伝わる伝承は他にも「人形峠の蜘蛛」「人形峠の化物」「蜂王」などがある
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2025年07月07日

とりあえず、こんか虫

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こんか虫(こんかむし)

主な出身地:福井

福井県今立郡河和田村(現・鯖江市河和田町)に伝わる。
莇生田で戦があった時、ある大将が稲株につまずいたために殺されてしまい、その時に「俺はこの稲のために負けたのだ。この恨みはきっと晴らすぞ」と言った。それからこの大将の魂が「こんか虫」となって付近の田に付いた。そのため、蒲生田では毎年七月二三日に、小学生が青年団がこんか虫送りという行事をするようになった。
[参考文献]鯖江女子師範学校郷土研究部『福井県の伝説』

(日本怪異妖怪事典 中部(笠間書院) より引用)
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2025年07月06日

とりあえず、トイレ小僧

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トイレ小僧(といれこぞう)

主な出身地:兵庫

兵庫県神戸市のある小学校で昭和二〇年(一九四五)頃の話としてある。便所にはトイレ小僧がいて、悪い子の尻を下からペロりと舐めるという。
松谷みよ子『現代民話考7』にある。

(日本怪異妖怪事典 近畿(笠間書院) より引用)
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