参考文献はこちら

2025年07月28日

とりあえず、トオタテボウズ

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トオタテボウズ(とおたてぼうず)

主な出身地:愛媛

愛媛県伊予郡中山町(現・伊予市中山町地区)の話。
道を歩いていると、道が見えなくなることがある。「こっちから北野だからこっちへ行こう」と思っても、思った通りに進めずに山の中に嵌ってしまう。これはトオタテボウズに会ったからであり、道が見えなくなるのはトオタテボウズが戸を立ててるからなのだという。
[参考文献]北九州大学民俗研究会『中山の民俗 昭和五四年度調査報告書』

(日本怪異妖怪事典 四国(笠間書院) より引用)
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2025年07月27日

とりあえず、打綿まくり

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打綿まくり(うちわたまくり)

主な出身地:島根

島根県八束郡玉湯町本郷(現・松江市)に伝わる。
純白の打綿のお化けで、ふんわふんわと人についてくるが、捕まえようとすると遠くへ行ってしまう。ヨシチという男がおイトという女に恋をして、夜に寂しい道を通って逢いに行こうとしたとき、打綿まくりが現れて「ここまでおいで」と、ふわふわふわふわ動いた。ヨシチはそれを追いかけて鳥取の弓ヶ浜まで行ってしまったという。(『島根県八束郡玉湯町民話集』)

(日本怪異妖怪事典 中国(笠間書院) より引用)
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2025年07月26日

とりあえず、三つ足のゴット

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三つ足のゴット(みつあしのごっと)

主な出身地:石川県
(※このあと記される「筆者」は私のことではありません)

筆者命名。石川県石川郡小口村尾添(現・白山市尾添)に伝わる。
尾添では蛙のことをゴットと呼ぶ。尾添の上の方に野平という平地があり、そこの目付谷川寄りの所にある窪地をゴッタ窪(ゴットヶ窪)と呼ぶ。ここには四〇〇壺ほどの池があり、三本足の蛙が棲んでいた。この蛙は年に一人ずつ人を捕って食べるので、村の庄屋が何とか退治できないかと考えた。そして、池の土手を破って水を流してしまえば、蛙も棲めなくなるだろうと考え、実行した。蛙は棲んでいた池に水がなくなったので、目付谷川を下って瀬戸のお鍋岩の下の淵に棲み着いた。それから、尾添の川筋で事故死があると、村人はお鍋の三つ足ゴットの仕業だろうと話したという。
[参考文献]尾口村史編募専門委員会『石川県尾口村史第二巻 資料編二』

(日本怪異妖怪事典 中部(笠間書院) より引用)
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2025年07月24日

とりあえず、真桑瓜のばけもの

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真桑瓜のばけもの(まくわうりのばけもの)

主な出身地:京都

与謝蕪村『蕪村妖怪絵巻』({妖怪百物語絵巻』収録)にあるもので、瓜の頭をした足軽のような怪物に「山城、駒のわたり、真桑瓜のばけもの」と書かれている。
狛村(京都府精華町)は真桑瓜の産地として知られる。

(日本怪異妖怪事典 近畿(笠間書院) より引用)
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2025年07月23日

とりあえず、目玉の化物・膝目

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目玉の化物(めだまのばけもの)・膝目(ひざめ)

主な出身地:群馬

ひざぼうず(膝)に目の玉がついているという妖怪。「膝目」とも。
群馬県松井田町(現・安中市)に伝わるもので、大武士神社に出たとされ、「そんなものが出るはずはない」と出かけて行ったひとが、神社で出会ったひとに「それはこういうものか」と二つの膝目を見せられ、驚いて逃げ帰ったと語られる。
[参考文献]群馬県教育委員会『松井田町の民俗 坂本・入山地区』

(日本怪異妖怪事典 関東(笠間書院) より引用)
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2025年07月22日

とりあえず、さだ

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さだ(さだ)

主な出身地:青森

青森県西津軽郡赤石村(現・鰺ヶ沢町)に伝わる、行逢神や餓鬼憑きの類。
山道でこれに憑かれると鼻水が出るという。また、道を歩いていて急に腹が減ることを「サダが立つ」という。(柳田國男『山村生活の研究』)名前の意味は未詳。

(日本怪異妖怪事典 東北(笠間書院) より引用)
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2025年07月21日

とりあえず、動く交通標識

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動く交通標識(うごくこうつうひょうしき)

主な出身地:北海道

現代に伝わる怪異。日高管内の三石町(現新ひだか町)と浦河町の間にある冨里という場所には「止まれ」の交通標識がある。一人で車を運転しているとき、この交通標識に近づくと、標識がくるくると回ったり、浮かび上がったりする怪現象が起きるという。
合田一道著『北海道 幽霊の住所録』にある。同書によれば、この場所は三石にいる婚約者に会いに行く途中、女性がダンプカーで轢かれた場所なのだという。

(日本怪異妖怪事典 北海道(笠間書院) より引用)
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2025年07月20日

とりあえず、佐尾鼻の怪獣

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佐尾鼻の怪獣(さおばなのかいじゅう)

主な出身地:長崎

長崎県南松浦郡新上五島町の佐尾鼻の辺りに出たという怪物。
野村純一「江頭源次報告ノート」『柳田国男未採択昔話聚稿』に記載されている。昭和の頃、夜に漁をしていた漁船が大きな鰐のような怪物に襲われた。漁師が船先に移動すると怪物もそちらに回り、船尾に逃げると怪物も回り込んだ。助けを求められた仲間の漁師の一人が、先端に包丁を括りつけた竹竿を怪物の口に放り投げ込んだことで怪物はどこかへと姿を隠したという。
(人文社編集部『日本の謎と不思議大全 西日本編』、山口敏太郎・天野ミチヒロ『決定版! 本当にいる日本・世界の「未知生物」案内』)

(日本怪異妖怪事典 九州・沖縄(笠間書院) より引用)
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2025年07月18日

とりあえず、すもとり岩

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すもとり岩(すもとりいわ)

主な出身地:愛媛

愛媛県宇和島市蒋渕に伝わる。
二つの岩が相撲を取っているような形でくっついているものがあり、これをすもとり岩と呼んでいる。畑を作る時にこの岩を引き離そうとしたところ、火が出たのだという。
[参考文献]中央大学民俗研究会『常民』通巻二一号

(日本怪異妖怪事典 四国(笠間書院) より引用)

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2025年07月17日

とりあえず、涙嘗め

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涙嘗め(なみだなめ)

主な出身地:鳥取

鳥取県気高郡青谷町澄水(現・鳥取市青谷町澄水)に伝わる。
ある家では、あまだ(農家の中二階の物置)には涙嘗めという、泣く子の涙を嘗めるお化け婆さんが棲んでいる、あるいは破風から家を覗いて入ってくるといって子供を怖がらせた。この話を聞いた子は泣くのをやめたという。(『青谷町の伝承』)

(日本怪異妖怪事典 中国(笠間書院) より引用)
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