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2025年05月22日

とりあえず、鯰の化物

0012鯰の化物.png


鯰の化物(なまずのばけもの)

主な出身地:栃木

ある冬の晩、酒屋に「こんばんは、酒を一升おこれ」と見慣れない子供がやって来て、五合徳利を差し出すので、ふしぎに思いながら酒樽から一升桝に受けた酒を注いでやると、確かに一生に入った。その子が代金を払いながら、脇に積んであった餅をじっと見ていたので、店の者が「食べるかい」と分けてやると、あっという間にひと臼分の餅を食べてしまい、どこかへ帰って行った。翌日、若い衆が川で捕った鯰のなかにとても大きなものがおり、さばいてみたら中からひと臼分はある餅が出てきたので、酒を買いに来た小僧は鯰の化物だったと知れたという。
栃木県東泉村(現・矢板市)に伝わる。餅は「川ぴたり餅」(12月1日に川に流したりするもので、河童よけともされる)のために準備していたものと語られている。
[参考文献]矢板市文化財愛護協会『やいたの昔の話』
(日本怪異妖怪事典 関東(笠間書院)より引用)
posted by 妖怪たま at 00:00 | Comment(0) | 妖怪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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