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2025年08月20日

とりあえず、鷺娘

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鷺娘(さぎむすめ)

主な出身地:東京?

鷺の化けた美しい娘。真っ白い白無垢の着物をまとった娘に化けた鷺が舞う長唄の『柳雛諸鳥囀』をはじめとした「鷺娘」の舞踊は広く親しまれている。
「鷺」そのものがへんげ動物のひとつとしても親しまれていた点から、江戸(東京都)では妖怪の一代表としてしばしば絵画や戯文の題材にも挙げられており、妖怪を主題とした歌川芳虎『百物語戯双六』や月岡芳年『新形三十六怪撰』でも「鷺娘」は描かれている。
[参考文献]国立歴史民俗博物館『もののけの夏―江戸文化の中の幽霊・妖怪―』、山口剛『紙魚文字』

(日本怪異妖怪事典 関東(笠間書院) より引用)
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2025年08月19日

とりあえず、大手の白けつ

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大手の白けつ(おおてのしろけつ)

宮城県登米市登米町に現れた怪物。
万治元年(一六五八)に横山外記という武士の子が、城からの帰りに大橋を渡ろうとすると、橋の下から白い尻を出した怪物が大声を上げて迫ってきた。彼は一時は驚いたが、すぐさま抜刀してこれを斬った。しかし、よく見てみると、なんとそれは怪物でなく、人間であった。彼がこのことを登城して城主に伝え、検死を行ったところ、この者は岸波太郎左衛門の下僕であり、妖怪の真似事をして人を驚かすことが好きな「変質者」であったということが分かった。その後、この一件について家老たちで話し合い解決しようとしたがうまくまとまらず、飛脚をもって仙台へ伺いを立てたが、その返事がまだ届かないうちに、家老たちによってこの下僕は主人の命で切腹したということにされたという。(『登米町誌第二巻』)

(日本怪異妖怪事典 東北(笠間書院) より引用)
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2025年08月18日

とりあえず、アノマモイの悪魔

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アノマモイの悪魔(あのまもいあくま)

主な出身地:北海道

アイヌに伝わる怪異。「我らが恐れて近づかぬ入江」という意味。現在の網走市の能取岬近くの入江で、この入江には昔悪魔が棲み着いており、人を食ったという。
知里真志保著『アイヌ語地名解』(『知里真志保著作集3』収録)にある。

(日本怪異妖怪事典 北海道(笠間書院) より引用)
※悪魔の部分は自分が付け加えました
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2025年08月17日

とりあえず、ほすまた・あやぐゎ

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ほすまた・あやぐゎ(ほすまた・あやぐゎ)

主な出身地:鹿児島

鹿児島県大島郡徳之島でいう幽霊。
避病舎(伝染病患者を収容する病院)で死んだ年の若い美しい婦人が成仏できず、幽霊となって避病舎の前の辻に現れたという。(徳之島民俗研究学会『徳之島民俗誌』)

(日本怪異妖怪事典 九州・沖縄(笠間書院) より引用)
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2025年08月16日

とりあえず、まりつき小僧

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まりつき小僧(まりつきこぞう)

主な出身地:岡山

岡山県浅口市金光町の人が、香川県高松市中山町の根香寺について語った話。
夜に五色台の根香寺に行くと、まりつき小僧というものがいて「まりをつくのか、ひとーつ、ふたーつ……」と数えて後からついてくる。後ろから足音も聞こえるが、振り向いても誰もおらず、歩き出すとまた聞こえてくるのだという。
[参考文献]立石憲利(編著)『岡山県金光町の民話・資料編』

(日本怪異妖怪事典 四国(笠間書院) より引用)
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2025年08月14日

とりあえず、桜婆さん

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桜婆さん(さくらばあさん)

主な出身地:鳥取

鳥取県八東郡皆原村(現・八頭町皆原)に伝わる。
皆原村から東五丁ほどの場所は大桜と呼ばれ、「桜婆さん」の墓がある。婆さんは生前連れ合いも子供もなく、独りぼっちで産婆をしていた。妊婦はこの婆さんの墓に安産を祈る。子供が供え物の菓子を欲しがったりすると、墓の中から「ほしけりゃ、持って帰れ!」と声がするという。(萩原直正『因伯伝説集)

(日本怪異妖怪事典 中国(笠間書院) より引用)
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2025年08月12日

とりあえず、ヨナランモン

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ヨナランモン(よならんもん)

主な出身地:富山

富山県富山市五番町の話。
この話の記録者の幼少期、夜に笛や太鼓を鳴らしたりすると「ヨナランモンが来るぞ」と母から叱られた。当時は「用のない者」という意味かと考えていたが、後年になって「この世ならぬ異界の者」であっただろうと気付いたのだという。、
[参考文献]廣瀬誠「母たちからの伝承」(『とやま民俗』五二号)

(日本怪異妖怪事典 中部(笠間書院) より引用)
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2025年08月11日

とりあえず、土ほり

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土ほり(つちほり)

主な出身地:和歌山

和歌山県日高町久志のとある家で、夕方になると家の奥の間の片隅から片隅へ土が飛んだという。話を聞いて見に行った近所の人の話では、どこからともなく土が飛んだとしている。そのため家の人は毎朝掃除をした土をふごに入れて捨てに行っていたが、半年ほど経つと起きなくなったという。『日高町史 下巻』に五〇年ほど前の話としてある。

(日本怪異妖怪事典 近畿(笠間書院) より引用)
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2025年08月10日

とりあえず、八つ目小僧

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八つ目小僧(やつめこぞう)

主な出身地:埼玉

八日節供(二月八日)の日に家々にやって来るとされる存在。みけ(目籠)を竿の先につけて立てておけば、自分より目の数の多いやつがいる、と驚いて逃げると言われている。埼玉県八潮市などに伝わる。単純に「魔物が来る」ともいわれる。
[参考文献]『八潮の民俗資料』二

(日本怪異妖怪事典 関東(笠間書院) より引用)
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2025年08月09日

とりあえず、腕童子

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腕童子(わんどうじ)

主な出身地:秋田

秋田県仙北市に伝わる。昔、角館に近い日三市という地の洞窟には、腕童子という鬼が住んでいた。この鬼を退治するために坂上田村麻呂将軍がやって来たが、葛蔓が将軍の馬に絡まって進めなくなり、蔓を外すのに手こずっているうちに腕童子は逃げてしまった。今でも日三市には絶対に葛の生えない場所があるが、ここが蔓が絡まった場所で、将軍の逆鱗に触れたため二度と生えなくなったという。(『羽後角館地方に於ける鳥蟲草木の民族学的資料』)

(日本怪異妖怪事典 東北(笠間書院) より引用)
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