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2025年09月01日

とりあえず、井づつのお多やん

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井づつのお多やん(いづつのおたやん)

主な出身地:京都

祇園(京都府京都市)に伝わる。井づつという青楼で、奥座敷に寝ていると天井にお多福の顔がひとつ現れ、見ているとだんだんと大きくなるという。また、気の強い者が見つめていると天井いっぱいになり「これでもか」と言ったという。古くから住んでいた狸のいたずらだともいう。
『京の怪談』にある。また、沼南亭主人「祇園拾遺」(『郷土研究上方』 28号)によると、同様の話が一力という大茶屋にある。

(日本怪異妖怪事典 近畿(笠間書院) より引用)
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2025年08月31日

とりあえず、風玉

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風玉(かぜだま)

主な出身地:岐阜

岐阜県揖斐郡徳山村(現・揖斐郡揖斐川村。徳山村の地域は徳山ダムとなった)に伝わる。
明治三○年(一八九七)の大風の時、お盆くらいの大きさの風玉がたくさん出て、周囲が明るくなった。嵐の最中、山から出てきて何回も行き来していたのだという。
[毛利恵太]
[参考文献]廣瀬貫之「美濃揖斐郡徳山村郷土誌」(『旅と伝説』一三巻五号)

(日本怪異妖怪事典 中部(笠間書院) より引用)

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2025年08月29日

とりあえず、赤い小犬

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赤い小犬(あかいこいぬ)

主な出身地:東京

赤い小犬のかたちをした妖怪で、何かが化けて出てくるものだという。
東京都桧原村の和田にいた「うかがい」の女性(明治ニ六年うまれ。「うかがい」は民間の巫女だが、この人物の場合、幼児たちの虫歯や夜泣きのまじない、出産の手助けなど、人々の生活に関わる役割や相談役としての仕事をおもに担っていたという)が体験したというもので、枕もとを走り抜けて行ったりしたという。怒鳴って追い払うと縁の下に逃げ込んでいなくなるが、また次の晩にはおなじように出て来て、それが何日もつづいたという。
[参考文献]長沢利明「桧原村の巫俗」(『西郊民俗』八十五号)

(日本怪異妖怪事典 関東(笠間書院) より引用)
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2025年08月28日

とりあえず、またえん婆

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またえん婆(またえんばば)

主な出身地:福島

福島県石川郡玉川町に伝わる化け猫。鍛冶屋の婆の類。まだえもん猫とも。
ある旅人が吉村の鹿島神社に泊っていると、真夜中に集まり踊っていた猫たちに襲われた。やがて頭目らしくマタエン婆なる化け猫がやって来たが、旅人はその片腕を切断して逃げだした。翌日、マタエモンという家の婆様の調子が悪いというので様子を見てみると、それは先夜の猫が化けているものと分かったので退治した。
『石川郡のざっと昔』に複数の話者による語りが載るが、おおむねこのようなあらすじとなる。正体を見破られたマタエン婆は北の湯(甲子の湯)へ飛んで傷を癒したといわれ、そのために吉村生まれの者が甲子の湯に行くのは禁忌とされていた。

(日本怪異妖怪事典 東北(笠間書院) より引用)
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2025年08月26日

とりあえず、アベヤキ

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アベヤキ(あべやき)

主な出身地:北海道

アイヌに伝わる妖怪。昔、幌泉郡には不思議な蝉がおり、この蝉が止まった木はたちまち黒く焦げてしまった。そのため、アイヌはこの蝉を非常に恐れていたという。
中田千畝著『アイヌ神話』にある。同書では「赤蝉」を意味する名前と記されているが「アベ」は「火」を表す言葉であり、この蝉の特徴からして「火の蝉」と訳すのが適当か。

(日本怪異妖怪事典 北海道(笠間書院) より引用)
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2025年08月25日

とりあえず、首ちょうちん

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首ちょうちん(くびちょうちん)

主な出身地:佐賀

佐賀県でいう妖怪。邪視、もしくはユキアイ(コラム参照)の類か。
マイバースデイ編集部(編)『私は霊にとりつかれた!』に紹介されているもの。
暗い夜道に現れる。首から分離した自分の頭を竹の棒に、まるで提灯のようにぶら下げており、その生首はぼんやりと光を放っているという。この恨めしそうな顔に睨まれると、重い病にかかってしまう。
佐賀県の他に四国や東京都錦糸町にも目撃談があるとされる。(朝里樹『日本現代怪異事典』)

(日本怪異妖怪事典 九州・沖縄(笠間書院) より引用)
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2025年08月24日

とりあえず、アスカイ様

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アスカイ様(あすかいさま)

主な出身地:高知

高知県長岡郡大津村(現・高知市大津)の話。もとは『土陽渕岳志』に記されている。
春や秋の夕方頃、山端に官女の姿があるのを遠くから見かけることがある。土地の者はこれをアスカイ様と呼ぶ。この官女の姿を近くで見た者はなく、一町(約一〇九メートル)あるいは半町も離れた所から、稀に遭遇することがあるという。
[参考文献]広江清(編)『近世土佐妖怪資料』

(日本怪異妖怪事典 四国(笠間書院) より引用)
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2025年08月23日

とりあえず、太陽の蓮

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太陽の蓮(たいようのはす)

主な出身地:鳥取

鳥取県の泊村から橋津村(共に現・湯梨浜町)あたりなど、東伯郡地方で彼岸の中日に関する俗信として語られるもの。
被害の中日には、みな弁当を作って近くの山に登り、先祖の供養をする。この日、沈みゆく太陽を拝むときには、まともには見られぬといって前掛けで顔を覆う。前掛け越しに見ると、太陽がくるくる回ると共に、そこから蓮の花びらが散っているのが拝めるという。(田中新次郎「彼岸の中日の伝承」『因伯民俗』第一九号)

(日本怪異妖怪事典 中国(笠間書院) より引用)
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2025年08月22日

とりあえず、わらじくれ

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わらじくれ(わらじくれ)

主な出身地:京都

京都府京丹後市弥栄町船木に伝わる。博労(牛馬の仲買人)をしていた男が来見谷で牛の売買をし、一杯呼ばれて夜に帰った。その途中、大金坂の「山の神さん」と呼ばれる椎の木の森でピッチャ、ピッチャと足音がしたが、振り向いても誰もいなかった。歩いていると「わらじくれ」と声がしたので、男は狸の仕業だと考え、片方のわらじを放り投げた。しばらくすると大栗谷木辺りでまた「わらじくれ」と言うので、男はもう一方のわらじも放り投げた。翌朝山の神さんに行ってもわらじはなかったという。
立石憲利『チャンポンとなる鼓滝―京都府京丹後市弥栄町船木の民話』にある。

(日本怪異妖怪事典 近畿(笠間書院) より引用)
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2025年08月21日

とりあえず、シッケンケン

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シッケンケン(しっけんけん)

主な出身地:長野

長野県諏訪郡宮川村、永明村(現・茅野市宮川、茅野市ちの)に伝わる。
雪の降ったときに出てくる女であり、持っている紐で人を縛っていくのだという。
『綜合日本民俗語彙』では、一本脚で片足跳び(ケンケン)をするから、この名前を付けられたのではないか、と解説している。
[参考文献]佐伯隆治「妖怪の名前」(『民間伝承』三巻一一号)、民俗学研究所『綜合日本民俗語彙』

(日本怪異妖怪事典 中部(笠間書院) より引用)
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