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2025年06月20日

とりあえず、青ヤギ

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青ヤギ(あおやぎ)

主な出身地:高知

高知県に出たという。『迫りくる! 霊界・魔界大百科』に「謎の動物たち」として紹介されているものの一つ。
全身が青い体毛に覆われたヤギで、女子校生が目撃したのだという。鉄の仮面をつけていたらしく、鬼が飼っていたのではないかという説もあるとしている。
[参考文献]ブギーマン白川<企画>『ケイブンシャの大百科319 迫りくる!! 霊界・魔界大百科』

(日本怪異妖怪事典 四国(笠間書院) より引用)
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2025年06月19日

とりあえず、笊下ろし

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笊下ろし(ざるおろし)

主な出身地:鳥取

鳥取県気高郡青谷町浜町(現・鳥取市青谷町青谷)に伝わる。
笊下ろしは水害か何かで崩れたような場所に出るといわれていた。これは竹製の四角い笊がざあっと下りてきて人を釣り上げるものだという。(『青谷町の伝承』)
畚下ろしなどと同じく、子供のしつけのために用いられた妖怪と思われる。

(日本怪異妖怪事典 中国(笠間書院) より引用)
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2025年06月18日

とりあえず、ダンジュクサン

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ダンジュクサン(だんじゅくさん)

主な出身地:福井

福井県三方郡三方町田上(現・三方上中郡若狭町田上)に伝わる。
田上にはダンジュクサンという神があり、霜月(一一月)二三日に天に昇るので、小豆の餡を付けた鏡餅ぐらいの大きさのぼた餅を供える。そして年を越した正月一一日には天から降臨するので、朝早くに家の近くの田畑で鍬を使って土を打ち起こし、白米を少し撒く。次に稲藁一掴みを折り曲げて縄にしたものを二つ作り、稲苗に見立てて畑に挿す。そしてアキホウ(恵方)に向かって拝み、家に帰って神仏に雑煮を供える。これはツクリヅメ(作り初め)の行事であり、三方町向笠でも同様のことをする。
[参考文献]『福井県史』資料編一五

(日本怪異妖怪事典 中部(笠間書院) より引用)
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2025年06月16日

とりあえず、眼塗り

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眼塗り(めぬり)

主な出身地:和歌山

和歌山県高野町富貴に伝わる。「めんぬり」とも。大和(奈良県)の国との境にある両国橋や、ドングリヶ丘などに現れ、これに取りつかれると何かを目に塗られたように前が全く見えなくなるとされ恐れられた。
ある時、大和から帰る人が両国橋を通った際、急に霧がフワァーとかかったかと思うと、目隠しされたように前が全く見えなくなった。この時、自分の足元は見えなかったが空の星は見えている状態だった。村の年寄りに言われてた通り、「油揚げ三枚、帰ったら食べさす」と言うと、霧が晴れ目が見えるようになったという。
『高野・花園の民話』『高野町昔ばなし』にある。

(日本怪異妖怪事典 近畿(笠間書院) より引用)
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2025年06月15日

とりあえず、豆つま

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豆つま(まめつま)

主な出身地:関東地方

「豆つ魔」とも。四、五寸(約一二〜一五センチ)くらいの小さい人間のようなすがたの魔物で、特に子供に禍をもたらすとされる。叩き払うと血になって消えるという。『仙境異聞』にみられ、お産のあとに埋められた胞衣(赤ちゃんと共に出てくる胎盤や膜)が、「豆つま」あるいは「鼴鼠」(鼢)になるというはなしを寅吉が語っている。胞衣などを埋めるときに白米を入れると出ないとも語っている。
[参考文献]平田篤胤、子安宣邦(交注)『仙境異聞・勝五郎再生記聞』

(日本怪異妖怪事典 関東(笠間書院) より引用)
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2025年06月14日

とりあえず、猫石

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猫石(ねこいし)

主な出身地:秋田

秋田県湯沢市に伝わる。皆瀬皿小屋の猫石神社には、丸まった猫のような形をした大岩がある。この岩は猫石といわれ、昔は夜ごと鳴きながら歩き回り、恐れた村人たちが社を建てて祀ったところ、鳴き歩くことはなくなったという。(『特別展妖怪博覧会 秋田にモノノケ大集合』)

(日本怪異妖怪事典 東北(笠間書院) より引用)
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2025年06月13日

とりあえず、リヤカーのお婆さん

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リヤカーのお婆さん(りやかーのおばあさん)

主な出身地:北海道

現代に伝わる怪異。あるトンネルにお婆さんが一人でリヤカーを引っ張って歩いていた。そのお婆さんは車に轢かれて亡くなったが、それ以来そのトンネルを通ると、元気よくリヤカーを引っ張っているお婆さんが現れ、車と楽しそうに競争するようになったという。
久保孝夫著『女子校生が語る不思議な話』にある。同署によればこれは函館市の女子高生が語った話だという。

(日本怪異妖怪事典 北海道(笠間書院) より引用)
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2025年06月12日

とりあえず、口だけさん

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口だけさん(くちだけさん)

主な出身地:宮崎

宮崎県からの投稿として、真宵魅鬼(編著)『マジこわ!本当にあった!?こわ〜い話』に掲載されたもの。
暗闇の中、手を叩きながら「口だけさん、こちら」と言い続けると目の前に「口だけさん」という霊が出現する。激しい息遣いが聞こえることで出現したとわかるという。明かりをつけると「口だけさん」は消える。

(日本怪異妖怪事典 九州・沖縄(笠間書院) より引用)
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2025年06月11日

とりあえず、つまようじさんとみきようじさん

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つまようじさんとみきようじさん(つまようじさん みきようじさん)

主な出身地:香川

香川県坂出市の小学生から投稿された話。
学校につまようじさんとみきようじさんというものが出る。つまようじさんは爪楊枝を投げてきて、みきようじさんは追いかけてくるのだという。
[参考文献]学校の怪談編集員会『学校の怪談一三 幽霊によばれた校長先生』
(日本怪異妖怪事典 四国(笠間書院) より引用)


みきようじさんの名前の由来は不明。
(日本現代怪異事典(笠間書院) より引用)
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2025年06月10日

とりあえず、チョーチンギ

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チョーチンギ(ちょーちんぎ)

主な出身地:静岡

静岡県沼津市西浦地域に伝わる。
夜、下を向いて木を伐っていると、上の方でゴーゴーという音がする。見上げると提灯が一杯あるように見えたのだという。
[参考文献]『静岡県史 資料編二五 民俗三』

(日本怪異妖怪事典 中部(笠間書院) より引用)
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