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2025年10月12日

とりあえず、柿木の怪虫

0125柿木の怪虫.png

柿木の怪虫(かきのきのかいちゅう)

主な出身地:東京
柿の木にくっついていたというふしぎな虫。蝸牛のようなまるいかたちで、細い七寸(約二一センチ)くらいのしっぽがついており、目のあたりには黒い模様があり、口をぱくぱくさせていたという。
玄紀先生『日東本草図纂』(巻八)で「怪虫」と記載されているはなしにみられる。武蔵野国の今里村(東京都港区)の桑原坂にあったお豆腐屋さんの柿の木にいるのが見つかり、子供たちが捕って殺したという。ちゃんとした呼び名もあったらしいが、伝わっていないと記されている。
[参考文献]玄紀先生『日東本草図纂』

(日本怪異妖怪事典 関東(笠間書院) より引用)
posted by 妖怪たま at 00:00 | Comment(0) | 妖怪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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