
輪入道(わにゅうどう)
主な出身地:不明
鳥山石燕著『今昔画図続百鬼』に燃えている牛車の車に入道の顔がついた姿で描かれている。
この姿を見た者は魂を失うといわれているが
「此所勝母の里」と紙に書いて、
家の戸に貼っておけば近寄ってこないといわれている。
国書刊行会の説明に
「孔子の門人で、孝子として知られる曽子は、
母に勝つの名を嫌って、勝母の里に足をふみ入れなかった
(『史記』「鄒陽列伝」)。
これが護符の呪文になったというのである」
と記されている。
京都の東洞院通りに出たといわれているが、
片輪車が元になったといわれている。
輪入道を覗き見た女は引き千切られた人間の足がぶら下がっているのを見るが、
輪入道が自分より我が子を見ろというので、
驚き見てみると、子の足が引き千切られていたという。
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