雨降り小僧
主な出身地:不明
柄のない傘を頭にかぶった小僧で、
提灯を手に持ち、雨師に仕える。
雨師とは中国でいう雨の神様のことである。
そのためか雨を降らすことが出来るようで、
狐に嫁入りのために雨を降らしてほしいと頼まれたときに、
手に持つ提灯を振ったところにわか雨が降り出し、
無事狐の嫁入りができたという。
また、雨降り小僧に遭遇した男の話もある。
ある男が雨が降り出したので急いでいたところ、
雨降り小僧がいるのに気がついた。
これはいいと傘を強引に奪い取り、
頭にかぶって走って家に帰った。
助かったと思い傘を取ろうとしたが、
それは頭にくっつき取ることが出来なかったという。