
たんころりん
主な出身地:宮城
長く柿の実を採らずに放っておくと、
その柿の木が赤い顔をした入道となって練り歩くという。
宮城県仙台に伝わる妖怪で、
夕暮れ時に袂に柿の実を溢れるほど持ち歩き、
ポロリポロリと落としながら歩くという。
不思議に思ってこの入道の後をつけたところ、
大きな柿の大木が五六本生えている屋敷の前でスーッと消えていったという。
また柿男というものになるという話もある。
とある屋敷に柿の木が生っているのを、
屋敷の下働きの女が見つけ、
食べたいと思っていたところ、
その夜赤い顔をした大男が現れた。
男は串で自分の尻の穴をほじり嘗めろといった。
気持ち悪かったが断るのも恐ろしいので、
言うとおりにしたところ、
甘い味がしたという。
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