
山精
主な出身地:中国大陸、不明
山小屋に住む樵や狩人が良く出会うという一本足の妖怪で、
山では貴重な塩を求めてくる。
家の中に手を差し込んだり、勝手に入ってきたりもするが、
塩をやると喜び帰り、後日、
お礼なのか戸口に沢蟹や山鳥などが置かれているという。
この山精は元々山の神だという。
山の神は屋までの行いにより、
人にとって良い神になったり悪い神になったりするので、
山で仕事をするものは山の神の怒りに触れないよう、
注意深く仕事をするのだという。
岩手の遠野では暮れの十二月、
山に入ってはいけないという日が決められており、
その日は山の神が木数えを行っており、
木に数え含まれてしまうためである。
山でよく見る絡まった二本の木は
木数えの終わりの目印なのだという。
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