
茨木童子
主な出身地:大阪、京都
大阪府茨木市に伝わる伝説に登場する鬼で、
酒天童子の配下の一人だといわれている。
生まれながらにして髪は肩まで伸び、
歯も生え揃っていたため、鬼子とされ捨てられた。
運良く床屋に拾われ、成長し、
一人前の床屋になるよう修行をしていたが、
あるとき誤って客の頬を剃刀で切ってしまい、
血を拭い思わず舐めてみると大層美味だった。
味を覚え、わざと客の頬を切るようになり、
次第に本物の鬼になってしまったという。
後に酒天童子と出会い、家来となったとされる。
謡曲『茨木』では切られた腕を取り返しにくる鬼として描かれている。
茨木童子は実は女の鬼であったとか、
酒呑童子の子だったという説もある。
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