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2022年05月14日

とりあえず、以津真天

0040以津真天.png


以津真天

主な出身地:不明

誰にも手をさし伸ばされず餓死したものは、
怪鳥になって現れるといわれている。

「いつまでいつまで」
と鳴くが、これは
「いつまでもつきまとう」
という意味や
「いつまで自分の死体を放っておくのだ」
という意味が込められているという。

鳥山石燕著『今昔画図続百鬼』に紹介されている妖怪で、
頭は人のようでくちばしは曲がり、
鋸の様な歯を持ち、
体は蛇のようで両足に長く剣のような爪を持ち、
羽を伸ばすと一丈六尺
――約四・八メートルほどの大きさもあったという。

建武元年紫宸殿の上に現れ
「いつまでいつまで」
と鳴き声をあげ皆恐怖した。

弓の名手隠岐次郎広有が呼ばれ、
見事射落としたという。
posted by 妖怪たま at 02:00 | Comment(0) | 妖怪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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