ショケラ
山形県遊佐町、庚申講を行っていた時、
六部姿の人がやってきたので、泊めてやると、庚申講にも参加した。
六部姿の人はお礼として、
次の庚申の日、ご馳走を振舞った。
一人下戸がおり、彼が台所を覗いた時、
そこに小さい人
――「しょけら」が、直垂(ひたたれ)姿で、
「クケツの貝」を調理していた。
「クケツの貝」は延命長寿の秘薬であり、
和歌山県にある那智の大滝はこのクケツの貝が沈められ、
延命長寿の水になったといわれている。
その光景を見てしまった彼だけ、
料理を食べることができなかったという。
夜明けが来ると、
皆、庚申さんの卒塔婆の前で正座していたという。
庚申に関係することと、名から
「精螻蛄(しょうけら)」
と同じ妖怪かもしれない。
たまさんの描いた「壁塗り天狗」のデザイン、凄く気に入りました。この発想はありませんでした。
個人的に「壁塗り天狗」には「チグトュ」とコンビを組んで一軒家作って欲しいです。完成したら「静か餅」を撒いて(笑)
「お種さん」は境港市出身ですね。悪人しか化かさないというポリシーをもつ、まさに義狐ですね。水木しげる先生に絵描いてもらえませんかねー。
「しょけら」みたいに料理上手な妖怪って初めて聞きました。
「しょうけら」も庚申の日に人々を監視、密告する一方でたまにこうしたご褒美をくれるんですかね。
それと、「ワタリサンモンメ」のお返事もここで返させて下さい。私の拙い文章の質問にも丁寧に答えて頂いてありがとうございます。まわりに妖怪の話ができる人がいないのでどうしてもたまさんのご意見をおききしたかったのです。
とりあえずどうにか安田村発展史を入手してみようと思います。ありがとうございました。
お種さんは水木しげる先生の絵が見てみたいですね。
「ワタリサンモンメ」については、論文などを苦手としているため、うまく説明できたかどうか不安でした。
蝦蟇仙人様、無理はせず、がんばってください。