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2013年12月29日

とりあえず、画本纂怪興(リクエスト) 鯰坊主

鯰坊主.jpg

鯰坊主(なまづぼうず)

森島中良著『画本纂怪興(えほんさんがいきょう)』にある妖怪。

国書刊行会刊『森島中良集』から解説を引用する。

「日向国宮崎(ひゅうがのくにみやぎ)のわたりに此魚あり。
 十方内入道(とほうもないにうどう)といへる者、
 破壊の罪によりて、かくあさましき姿となりたるよしなり。
 彼『宇治拾遺物語』に記せる、
 出雲寺の別当が鯰になりたる類ならんか。
 市川のひつ立〔つ〕波の底に居て鯰坊主の声ぞおそろし 荷造早文」

「鯰坊主」は歌舞伎の役柄の一つで、
『暫』に登場するという「鹿島入道」の通称で
「鯰隈」というヒゲがまるで鯰の様な隈取をする。

「日向国宮崎」は現在の宮崎県で、
「破壊」は「戒律を破った」という事。

『宇治拾遺物語』の話は、
現別当が、父である前別当が鯰になり、
川に放して欲しいと願う夢を見た。

夢で見た鯰を見つけたが、
美味そうなので構わず食べてしまうが、
骨が喉に刺さり死んでしまった、
という話である。


posted by 妖怪たま at 02:00 | Comment(0) | 妖怪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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