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2013年11月28日

とりあえず、画本纂怪興(リクエスト) 尾長蛆

尾長蛆.jpg

尾長蛆(おながうじ)

森島中良著『画本纂怪興(えほんさんがいきょう)』にある妖怪。

国書刊行会刊『森島中良集』から解説を引用する。

「厠に生じる。
 黒き尾を長く曳きたる蛆を以て、糞の如くぞびたらする。
 女にことに此ばけ物、一つ変じて山の神と仇名を取、はげしき形をあらわせば、其家に金玉飛入るなり。
 色々に身をば変化る物なれば昔尾張のうじの橋姫 刈穂庵丸」

黒く長い帯を引きずる女性が、井戸を覗きこんでいる姿で描かれている。

「尾長蛆」はハナアブの幼虫で、
水中に棲み、尾のような部分をシュノーケルのようにして呼吸するという蛆である。

「ひきずり」には
「おしゃればかりしてろくに働かない女性」、
「山の神」には
「女房」という意味もある。

働かない女性が女房になりしっかりすれば
「金玉飛入」
――つまり金持ちになれるという意味だろうか。

「うじの橋姫」は
「宇治の橋姫――橋の守り神であり、嫉妬深い事で知られる――」の事で、
宇治と蛆を掛けているのだろう。



posted by 妖怪たま at 02:00 | Comment(0) | 妖怪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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