
孕のジャン(はらみのじゃん)
高知県浦戸湾に伝わる怪異。
ジャンジャンジャーンなどの音と共に、
海面が雷のように煌くという。
「孕のジャン」が起こると、
しばらくの間不漁が続くといわれている。
物事がだめになる
「おじゃんになる」
という言葉の語源は、
火事の鎮火の際に鳴らす半鐘の音という説のほかに、
「孕のジャン」から出た言葉ともいわれている。
物理学者「寺田虎彦」は、海面が音を立ててなり光るのは、
海底地震に関連があるとしている。
同様の怪異に
山口県周防大島町に伝わる
「虚空太鼓」
がある。
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