
門神(かどがみ)
「門入道」
「門の道神」とも呼ばれる、
埼玉県から神奈川県西部及び
山梨県東部の山間部などの関東地方に伝わる神様で、
正月十三日に男女対の魔除けの人形を門口に飾る風習があるという。
門松は大歳神の依代であるといわれているが、
それを六日で仕舞い、
それから門神を飾る地方もあるといわれている。
門神の人形は二十センチから一メートルほどの、
薪や木材に使えない木を、
顔に当たる部分の皮を剥ぎ、
そこに「へへののもへ」で顔を書くことから
「へへののもへいさん」
とも呼ばれている。
二十日の風に当ててはいけないといわれているため、
十九日に囲炉裏にくべて燃やすという。
中国由来といわれており、
鬼を追い払うという兄弟の神の形を作り
門口へ置いたのが門神のはじまりといわれている。
【妖怪の最新記事】