参考文献はこちら

2011年04月30日

とりあえず、入内雀

nyuunaisuzume.jpg

入内雀(にゅうないすずめ)

平安中期、藤原実方(ふじわらのさねかた)という、
藤原の一族の出で、名高い歌人がいた。

あるとき藤原行成(ゆきなり)に、
歌がうまいが馬鹿だ、
と陰口を叩かれ殿上で口論、
実方は行成の冠を庭へ投げ捨ててしまった。

そのことにより一条天皇は、
実方を陸奥守へ左遷、
冷静に対処した行成を蔵人頭へ抜擢したという。

実方は非を認めながらも、
あまりに酷い仕打ちだと恨み、
陸奥守で京を慕いながら死んだ。

実方の死後、
京の内裏の清涼殿内の台盤(だいばん)の飯を、
何処からともなく雀が啄ばむようになり、
人々はその雀を
「入内雀」
「実方雀」
と呼び、実方の怨念だと恐れおののいたという。

鳥山石燕著『今昔画図続百鬼』には、
口から吐く息か
京を慕う想いの言葉か
が雀へと変化する姿の、
実方と思われる男が描かれている。



posted by 妖怪たま at 02:00 | Comment(0) | 妖怪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。