参考文献はこちら

2011年04月29日

とりあえず、無垢行騰

mukumukabaki.jpg

無垢行騰(むくむかばき)

鳥山石燕著『画図百器徒然袋』に描かれる行縢の妖怪で
「赤沢山の露ときへし河津三郎が行縢にやと、夢心におもひぬ。」
とある。

行縢とは騎馬で旅や狩猟を行う際に、
腰に付けて垂らして足の前面を覆った物であり、
河津三郎は曽我の十郎と五郎の父で、
一門の工藤祐経(くどうすけつね)に狩の帰途暗殺された。

息子の十郎と五郎の兄弟が
父の仇である工藤祐経を討ち果たしたのが、
日本三大仇討ちのひとつ、曽我兄弟の仇討ちである。

行縢が主なき後に無垢行騰となり、
主が露と消えた赤沢山に出るようになったと、
水木しげる著『図説日本妖怪大鑑』にある。

石燕が曽我兄弟の仇討ちの物語から創作した妖怪ではないかと思われる。



posted by 妖怪たま at 02:00 | Comment(0) | 妖怪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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