
行き逢い神(ゆきあいがみ)
中国四国地方に良く出るという怪異。
山中で天気もよく風もないのに、
突然寒くなる現象は、
行き逢い神に出会った為といわれている。
急に発熱し気分が悪くなり
怪我をしてしまうこともあるという。
行き逢い神は目には見えない
「山の神」
「水神」
「みさきさん」
「風の神」
などのことである。
治すためには
四国地方や岡山県では箕で仰ぐと良いとされ、
島根県簸川郡大社町
――現在の出雲市では焙烙(ほうらく)をかぶせると良いという。
土鍋をかぶせると良いともいわれる。
人以外にも牛馬に憑くこともあるという。
牛の場合は、
尾の先を切って血を出すと良いとされる。
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