
山本五郎左衛門(さんもとごろうざえもん)
『稲生物怪録(いのうもののけろく)』に記されている魔王の一人で、
侍のような姿をしている。
魔王の頭になるために世界各地を渡り歩き、
勇気ある若者をいかに早く百人驚かせるかの勝負を、
神野悪五郎(しんのあくごろう)と競っていた。
稲生武太夫はその若者のうちの八十六番目であったが、
武太夫はどのような怪異でも根を上げない勇気の持ち主であったために、
最初からやり直しとなってしまった。
悔しく思う山本五郎左衛門だがその勇気に感心し、
神野悪五郎が来たときにこれを打って我を呼べと
木槌を渡したといわれている。
一般的に渡したものは木槌であるといわれているが、
木と表記があるものは『怪談之由来 併 画』のみであるが、
広島県の国前寺にこの木槌が実在しているため、
木で間違いないと思われる。
油坊のあとにいれるのを忘れていました。
申し訳ありません。

少々画像が大きいと思いますので
閲覧注意です。
081加牟波理入道
082鎌鼬
083魃鬼
084死人憑
085しばかき
086タテクリカエシ
087高女
088油すまし
089雨女
090油坊