
ぬらりひょん
妖怪の総大将ともいわれる妖怪で
「ぬうりひょん」ともいわれる。
夕方の忙しいときに家に上がり、
勝手にお茶を飲んだりくつろいだりするが、
家の者は誰も気がつかないという。
姿はその屋敷の旦那のようであるとか、
商人のようであるとか、
僧のようであるといわれる。
水木しげる著『ゲゲゲの鬼太郎』では
悪行を繰り返しているが、
実際には何をする妖怪なのかはわからない。
岡山ではぬらりひょんは
海坊主の一種といわれており、
海上に玉のような姿で浮かび、
取ろうとするとヌラリと沈み、
再び海上にヒョンと浮かんできて
人をからかうので「ぬらりひょん」と呼ばれる。