
山童
秋になると河童が山の中へ入り
この山童になるといわれているため
姿は河童に近い。
山仕事を手伝ってくれることが多いが、
先にご飯を与えると食い逃げしてしまうので、
働いた後に与える必要がある。
また、
約束したものと違うものを与えてはいけない
という決まりごともある。
木を運ぶときには、
木を下ろすときに山童は早く肩を下ろしてしまうので、
掛け声の「いちにさん」の「に」で
下ろさなければいけないという。
米や麦を炒った「はったい」というものが好物で
持ってきてやると約束すると、
昼寝をしている間に仕事を終わらせてくれる。
翌日はったいを撒いておくと、
姿は見えないがはったいだけがなくなるという。