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2025年03月10日

とりあえず、木魚達磨

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木魚達磨(もくぎょだるま)

主な出身地:不明

鳥山石燕著『画図百器徒然袋』に描かれた木魚の付喪神で
「杖払木魚客板など、禅床ふだんの仏具なれば、かゝるすがたにもばけぬべし。払子守とおなじきものかと、夢のうちにおもひぬ。」
と記されている。

木魚は元々は魚の形をしており、
魚は目をつぶらないことから、
不眠不休であると信じられており、
このことから修行僧の戒めのために作られたといわれている。

達磨は少林寺の面壁九年の不眠の逸話を持つ人物であり、
この二つの不眠の話を組み合わせ、
石燕が創作した妖怪であるとされる。

水木しげる著『図説日本妖怪大鑑』によれば、
捨てられた恨みを晴らそうと暴れようとも手も足もないことから、
人に憑いて不眠症にさせると記されている。
posted by 妖怪たま at 00:00 | Comment(0) | 妖怪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする