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2025年03月06日

とりあえず、迷い火

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迷い火(まよいび)

主な出身地:山口

広瀬喜尚著『岩邑怪談録』に記されている、
山口県岩国地方に出たという怪火。

突然路上に現れる怪火で、
火の中には人の顔が三つ四つ見えるという。

山田某という男が尾津に遊びに行った帰り、
夕暮れで周りも暗くなっていた。

すると突然目の前が明るくなり、
人の顔が三つ四つ浮かぶ迷い火が現れたという。

迷い火のことを知っていた山田某は驚きはしたが、
毒気にあたらない内に急いで帰宅したという。

迷い火は陰火であるのか、
衣服に燃え移ることはないが、
遭遇すると毒気にあてられるという。
posted by 妖怪たま at 00:00 | Comment(0) | 妖怪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする