
目々連
主な出身地:不明
鳥山石燕著『今昔百鬼拾遺』に紹介される妖怪で、
障子にたくさんの目玉が現れた姿で描かれる。
碁盤に注がれる碁打師の目の念が障子に憑いたものであるといわれており、
碁打師の住んでいた廃屋に現れるようだ。
山田野理夫著『東北怪談の旅』に
江戸の材木商人が宿代を浮かせようと空き家に泊まったところ、
障子に無数の目が現れたという話がある。
商人は驚きもせず、
それらを獲って眼科医に売り払ってしまったという。
これも目々連の一種ともいわれているが、
似たような話に目々連の名前を当てはめただけだともいわれている。