雷獣
主な出身地:不明
雷が落ちたところに出るという妖怪で、
猫のような姿をしていたり、
後ろ足に水かきがついているものがいたり、
中には狼のような姿で前足が二本で後ろ足が四本あるものもいるらしい。
栃木県にいた雷獣は山にいて、
夕立雲が出ると急に元気になり空を走り回るという。
また、
雷が落ちると同時に雲に火の柱のようなものが登ったのを見た者が、
そこに雷獣がいるのを発見したという。
その姿は猫より大きく、
腹は白かったという。
雷獣の好物はトウモロコシだという。
雷が落ちると狂人が出るらしいが、
その狂人にトウモロコシを食べさせると正気に戻るといわれている。