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2023年04月25日

とりあえず、お菊虫

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お菊虫

主な出身地:兵庫・奈良他

お菊という女性が想いを残して
死んだ後に虫となったといわれる妖虫で、
有名なところでは番町皿屋敷のお菊だろう。

十枚ある大事な皿を一枚割ってしまい、
身を投げたお菊が幽霊となって毎夜皿を数え続けるという話だが、
その井戸から妖虫が出てきたという。

人々はお菊の怨念だと噂し恐怖した。

また大和北葛城郡に伝わるお菊虫の話もある。

貧しい家に育ったお菊が、
米倉に侵入し米を盗もうとしたが見つかり逃走するが、
隠れた樫の木にて見つかり、突き殺された。

その後、その樫の木に櫛の形をした蛍のように光る妖虫が沸き、
その村より上流には現れなかったことからお菊の怨念が虫に憑いたのだと皆噂したという。
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2023年04月07日

とりあえず、人魚

1046人魚.png

人魚


主な出身地:日本全国
日本各地の海に伝わる妖怪で、
猿のように飛び出た口に魚のように細かい歯、
金色に光る鱗を持ち、声が雲雀笛のようで、
山河にもいるとされる。

言葉は話さず、
肉は味がよく食べると長生き、
もしくは不老不死になるともいわれている。

上半身が人間、下半身が魚なものや人面の魚、
人間とも魚とも区別できないものなどもいる。

古くは人魚が現れるときは吉兆とされていたが、
次第に凶兆とされるようになったという。

そのため、
人魚が捕れる前には暴風の前が多いとされ、
もし捕れても殺さず海に帰さなければ、
良くないことが起きるとされる。

人魚を海に帰すと、
お礼にと近々大津波が来るので避難したほうが良いと教えてくれ、
助かったという伝説もある。
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