アカマタ
主な出身地:沖縄
アカマタは、背中に赤と黒の横縞を持つ、沖縄に生息する蛇。
美男に化けて、女性を惑わし、時には身籠らすこともあるという。
身籠らせられた女性は、
四月初めの午の日に、
ニラの煮物を食べると蛇の子が流れるともいわれる。
ある男がガジュマルの大木の下で挙動不審な女性を見つけ、
話を聞くと、そこで男と待ち合わせをしているという。
足元にはアカマタがおり、尻尾で文字を書いていたので、
女性をそこから離すために自身の家へ連れて行き、
戻ってアカマタの書いた文字を消した。
すると、女性は正気を取り戻して、
何故自分が知らない人の家にいるのか、
不思議がったという。
沖縄の来訪神に
「アカマタ・クロマタ・シロマタ」
がいるが、
こちらとは特に関係はないという。