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2023年03月28日

とりあえず、アカマタ

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アカマタ

主な出身地:沖縄

アカマタは、背中に赤と黒の横縞を持つ、沖縄に生息する蛇。

美男に化けて、女性を惑わし、時には身籠らすこともあるという。

身籠らせられた女性は、
四月初めの午の日に、
ニラの煮物を食べると蛇の子が流れるともいわれる。

ある男がガジュマルの大木の下で挙動不審な女性を見つけ、
話を聞くと、そこで男と待ち合わせをしているという。

足元にはアカマタがおり、尻尾で文字を書いていたので、
女性をそこから離すために自身の家へ連れて行き、
戻ってアカマタの書いた文字を消した。

すると、女性は正気を取り戻して、
何故自分が知らない人の家にいるのか、
不思議がったという。

沖縄の来訪神に
「アカマタ・クロマタ・シロマタ」
がいるが、
こちらとは特に関係はないという。

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2023年03月14日

とりあえず、屋島の禿狸

1044太三郎狸.png

屋島の禿狸

主な出身地:香川

香川県高松市屋島に伝わる化け狸で
「太三郎狸(たさぶろうたぬき)」とも呼ばれる。

現在は屋島寺に家庭円満、縁結び、
水商売の神様「蓑山大明神」として祀られている。

平家の大将小松重盛が矢傷の夫婦狸を助けたところ、
恩義から平家の守護を誓ったといわれ、
その子孫が禿狸だといわれている。

平家滅亡後は屋島へと戻り、
三百の眷属を従える四国狸の総大将となり、
幻術を使って源平合戦を眷属たちに見せたりしたといわれている。

ある長旅の帰りに猟師に撃たれ死亡したといわれ、
死後は徳島に移り棲んだが悪戯などはせず、
若い髪結いの女性に憑いて、
源平合戦のことを詳しく語ったり、吉凶を占ったという。

女性から離れるときは「どこまで参ります」
再び憑くとき「帰って参りました」と言ったという。
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2023年03月06日

とりあえず、死神

1043死神.png

死神

主な出身地:全国各地

死を司る神様としての名の他に、
人を死に導く霊だともいわれている。

竹原春泉著『絵本百物語―桃山人夜話―』には、
やせ細ったみすぼらしい姿の男性が、
両手で手招きしているような姿で描かれており
「死神の一度見いれる時は必ず横死の難あり。
 自害し首くゝりなどするもみな此ものゝさそひてなすことなり。」
と書かれている。

悪念を持って死した者が「死神」となり、
死に誘うといわれており、
人が亡くなった時に、
同じところで同じように人が亡くなるのは、
この死神の仕業とある。
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