日和坊
主な出身地:茨城
鳥山石燕著『今昔画図続百鬼』には
岩肌に坊主が浮かび上がっているような姿で
描かれている妖怪で、
とくに悪さはせず、
これが出ると天気がよくなるといわれている。
茨城県の山奥に現れるといわれ、
これが出ると天気がよくなることから、
日和坊の形をしたものを吊るして、
天気になるように願ったという。
後にこれがテルテル坊主になったといわれており、
雨乞いの時には黒い坊主頭にして吊るしたともいわれている。
中国の日照りの神である魃が、
日本に伝わり日和坊になったともいわれている。