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2022年10月30日

とりあえず、川男

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川男

主な出身地:岐阜などの川辺

江戸時代の国語辞書である
『和訓栞(わくんのしおり)』に名前が見られる妖怪。

人に近い姿をしており、
気のよさそうな顔をしているという。

背は高く、肌の色は黒い。

特に危害を加えることはなく、
二人並んでよく物語を語り合っているという。

高い山を流れる川によくいるといわれ、
岐阜県では投網をしに行った際によく出会ったという。
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2022年10月24日

とりあえず、豆腐小僧

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豆腐小僧

主な出身地:不明

江戸時代中期から刊行されはじめたという
滑稽文学である黄表紙に良く出ていたという妖怪で、
大きな笠の小僧で、お盆に紅葉を散らした豆腐を手に持つ姿で描かれる。

一つ目小僧も大きな笠を被り豆腐を持っている姿で
描かれることもあるため、
豆腐小僧の伝承のもととなったともいわれている。

また、手に持つ豆腐に紅葉が散らしてあることから
「こうよう」を
「買うよう」に掛けた洒落であり、
豆腐販売促進のために生まれた創作妖怪であるともいわれている。

何をするわけでもない妖怪といわれているが、
一説には手に持つ豆腐を食べてしまうと
全身にカビが生えてしまうともいわれている。
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2022年10月18日

とりあえず、管狐

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管狐

主な出身地:中部、関東、東北

長野県を中心とした中部に多く、
関東地方南部、東北地方の一部、
東海地方に伝わる憑物の一種で、
鼬と鼠の中間くらいの大きさ、
竹筒に入る程の大きさ、マッチ箱程の大きさともいわれる。

人だけではなく家にも憑くといわれ、
家に憑いた場合多くは「管狐を飼う」といい、
管狐が他家からいろいろと盗ってくるために裕福になるが、
大食いであり、七十五匹に増えるともいわれているため、いずれは食いつぶされるという。

管狐を使う人を「管使い」「管屋」という。

元々は山伏が使う動物だったといわれ、
人の心を読んだり、人に憑かせて病にしたりしたという。

ただ扱いは難しく、
一度管から抜けた管狐を再び元に戻すのは大変だといわれる。

飼い主が死んだ管は東京都北区王子に棲むといわれ、
命令がなくなるので憑かなくなるという。
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2022年10月10日

とりあえず、赤岩将監

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赤岩将監

主な出身地:徳島

徳島県麻植郡川田村
――現在の吉野川市に伝わる化け狸の大将で、
若い頃は悪戯者であったが、
霊力を身に付けてからは人助けや病気の治療をしたりし、
後に江戸で医者となったともいわれる。

阿波町伊沢に「鎮十郎」という狸と仲が良くなく、
合戦となり打ち破ると、「鎮十郎」は
「屋島の禿狸」に助っ人を頼み「禿狸」はそれを受けた。

土地勘のある「赤岩将監」の軍と「禿狸」の軍の実力は互角、
持久戦となり「禿狸」は部下たちに屋島の合戦を見せるなどをして慰労した。

毎夜太鼓や笛が聞こえ、畑も荒らされることから、
近隣の人間たちが狸退治に乗り出し、
芝居の一団を見つけ演者を撃つが何事もなかった。

目標を変え無数の灯の内、
一番大きいものを撃つと全て消え去り、
その後、負傷した「禿狸」は屋島へ戻り、
合戦は有耶無耶のうちに終わった。
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