アマビエ
主な出身地:熊本および全国各地
弘化三年の四月中旬ごろ、
肥後――現在の熊本県の海中に現れた妖怪。
体は光り輝くのか毎夜海を照らしており、
それにより役人が海を調べに出て見つけたという。
髪は長くくちばしを持つ人魚のような姿をしており、言葉を話す。
自分のことをアマビエと呼び
「当年より六ヶ月豊作が続く」
と予言をした後
「もし流行病が流行ったら自分の姿を写したものを見せるといい」
と言って海中へと消えていった。
後に瓦版を通じて、
このアマビエの姿を写したものが伝えられたという。
このアマビエはアマビコの
「コ」が「エ」と見えたことから、
間違えて伝えられてしまったといわれている。