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2022年05月17日

とりあえず、骨女

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骨女

主な出身地:不明もしくは青森

七月十五日の精霊会の夜、
牡丹花の灯籠を童女にもたせ歩く
二階堂政宣の娘弥子(いやこ)と荻原新之丞が出会い一目で惹かれ合い、
弥子が毎夜尋ね情を交わすようになった。

ある日隣の老人が覗き見ると、
骸骨に向かい合う新之丞の姿があったという。

鳥山石燕著『今昔画図続百鬼』に
「骨女」
と記され、怪談でお馴染みの
「牡丹灯籠」
は、中国の明代『剪灯新話(ぜんとうしんわ)』巻二「牡丹灯話(ぼたんとうのき)」の翻案とされる。

山田野理夫著『東北怪談の旅』には、
生前醜かった女が、骨だけのなった美しい姿を見せようと、
盆の晩に骨を鳴らして歩き回ったという骨女が青森に出たとある。

魚の骨をしゃぶるのを好み、
高僧に出会うと崩れ落ちるといわれている。
posted by 妖怪たま at 02:00 | Comment(0) | 妖怪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする