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2022年05月31日

とりあえず、赤い紙青い紙

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赤い紙青い紙

主な出身地:全国各地の学校

現代都市伝説の一つで、
学校のトイレで
「赤い紙――もしくはマント、半纏、ちゃんちゃんこ――が欲しいか、青――もしくは白い紙が欲しいか」
と尋ねてくるが、赤と答えると血だらけにされ真っ赤に、
青と答えると血を抜かれ真っ青――真っ白にされ殺されるという。

違う色を答えると退散させられるともいわれるが、
逆に違う殺され方をされるともいわれている。

起源は、トイレに現れる妖怪の「カイナデ」の退散呪文が
「赤い紙やろうか白い紙やろうか」
であること、赤点や真っ白なテスト用紙を
トイレに流して誤魔化したという自責の念から
「赤い紙白い紙(青い紙)」
が生まれたという説がある。

マントなど羽織もの系は昭和初期、
赤いマントを着けた怪人が子供を誘拐するという噂があり、
そこから派生したともいわれる。
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2022年05月29日

とりあえず、あすこここ

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アスコココ

主な出身地:不明

熊本県八代市の松井家に伝わる
「百鬼夜行絵巻」
に描かれている妖怪で、
黒い煙の様なものの中に化け物の顔が複数浮かんでいる姿で描かれている。

国書刊行会の『妖怪図巻』の解説では
「アスコココ」は「彼処(あすこ)此処(ここ)」
という意味かとあり、物事を一部を知って全体を察するという
「此処と言えば彼処と悟る」
と、辺り一面という
「此処も彼処も」
の二つの言葉の意味から
「アスコココ」
を解説してある。

そのことから「アスコココ」は、
顔だけを見せることで、
辺り一面に妖怪がいるように錯覚させる、
顔がたくさんある妖怪か、
辺り一面に妖怪が隠れており、
顔だけが見える様子を描いたものなのだと思われる。
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2022年05月28日

とりあえず、山嵐

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山嵐

主な出身地:不明

松井文庫蔵『百鬼夜行絵巻』には
平たい身体をした、針のような毛を持つ化け物が描かれている。

ここでの「山嵐」は、
動物の「ヤマアラシ」そのものを妖怪として描いたといわれている。

『和漢三才図会』によれば群れをなす猪のような動物で、
頭から背にかけて棘のような毛を持ち、
怒るとそれを動かし矢のように射るという。

奈良県では山中で木を伐る音をさせるという。

和歌山県有田郡や広島県山県郡では
「シイ」という妖怪を「やまあらし」とも呼ぶという。

「シイ」は牛が恐れる妖怪であり、
牛を前進させるときに掛ける声「シイシイ」は、
後ろにシイがいるという意味だといわれる。

山口県大津郡
――現在の長門市では五月五日は牛を使うことを禁じており、
使うと「シイ」が憑いて牛を食い殺すといわれている。
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2022年05月27日

とりあえず、いそがし

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いそがし

主な出身地:不明

松井文庫蔵の『百鬼夜行絵巻』に
犬の様な顔をした、
走る男のような姿で描かれている。

解説はないためどのような妖怪かはわからないが、
水木しげる著『図説日本妖怪大鑑』によれば、
いそがしに憑かれたものは、
じっとしていられなくなり、
じっとしていると落ち着かなくなるといわれ、
忙しくすれば落ち着くとある。

国書刊行会刊『妖怪図巻』の解説によれば
「妖怪「いそがし」の絵は、室町時代に描かれた
 『百鬼夜行絵巻』に登場する化け物の一つをモデルとしたもので、
 鳥山石燕は『画図百器徒然袋』に「天井嘗」として描いている」
とある。
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2022年05月26日

とりあえず、五体面

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五体面

主な出身地:不明

頭がなく、
胴体が人の顔になっており、
そこから手足が生えている、
まるで蟹のような姿で松井文庫蔵の『百鬼夜行絵巻』に描かれている。

国書刊行会刊『妖怪図巻』の説明によれば
「苦笑」の同類であり、
物事の進行を邪魔して横にそらさせる妖怪であろうと記載がある。

水木しげる著『図説日本妖怪大鑑』によれば、
大名や貴族の屋敷の応接の間に出るという。

来客があるとその珍妙な姿で現れて、
人を笑わせようとするという。

笑わないと涙を流したり、
屋敷の中を暴れまわり、
屋敷を乱すとその場で寝てしまうという。

「腹出(はらだし)」という同類の妖怪がいるという。
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2022年05月25日

とりあえず、どうもこうも

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どうもこうも

主な出身地:石川、長野、高知他不明

一つの胴体に二つの首をもつ人のような姿で
松井文庫蔵の『百鬼夜行絵巻』に描かれている。

言葉の由来が石川県江沼郡
――現在の加賀市、長野県小県郡や高知県に伝わっている。

「どうも」と「こうも」という二人名医は、
どんな傷も痕も残さず瞬く間に塞いでしまう技術を持っており、
お互いに日本一を名乗っていたので、
どちらが優れているか勝負することになった。

お互いの腕を切り落としても瞬く間に繋いでしまうため勝負はつかず、
今度は首を落としてつなぐことになり、
噂を聞き多くの見物人が集った。

お互いに、
片方が首をためらいなく切り
瞬く間に繋いでしまい、
またまた勝負はつかない。

今度はお互い同時に首を切り落として
繋ごうと提案し切り落としたが、
二人とも首がないので誰も繋げられず
どうもこうもできなかったという。
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2022年05月24日

とりあえず、苦笑

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苦笑

主な出身地:不明

松井文庫蔵の『百鬼夜行絵巻』に
描かれている苦笑いのような表情をした妖怪。

国書刊行会『妖怪図巻』によれば、
苦笑いから邪(よこしま)、外道とつなげ、
人でなしや畜生という意味から、
人とも獣ともつかない姿で描いているのだろうかとしている。

水木しげる著『図説日本妖怪大鑑』によれば、
人が不機嫌なときや不快なときや面白くないときに現れるとある。

そのような者に毒舌や苦々しい物言いを吐き、
憎まれるのを好む妖怪であるという。

その手には毒を持つといい、
掴まれると小動物は動けなくなってしまい、
また爪は苦く、料理に触れるとたちまち不味くなってしまうという。

時にはその毒を使い、
腹痛を撫でただけで治してしまうこともあるという。
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2022年05月23日

とりあえず、馬鹿

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馬鹿

主な出身地:不明

頭に角、口に牙があり、
目玉が飛び出した、
着物を着た馬のような姿で松井文庫蔵の
『百鬼夜行絵巻』
に描かれている。

説明もなくどのような妖怪かはわからないが、
水木しげる著『図説日本妖怪大鑑』には
憑かれると馬鹿騒ぎ、馬鹿力、臆病者、
つまらないこと無益なことに走らせてしまう妖怪だと説明がある。

「馬鹿」とは「馬を指して鹿と為す」という故事から生まれた言葉であるとか、
痴れ者、愚か者の意味を持つ梵語のMoha、
または無知、愚かの意味を持つmahallaka
の当て字であるものが一般化したともいわれている。
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2022年05月22日

とりあえず、小豆婆

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小豆婆

主な出身地:埼玉、宮城、群馬、山梨

埼玉県や宮城県、群馬県、山梨県
などでいう小豆洗いと同様の妖怪で、
小豆を洗う音だけを出して通る人を驚かせる。

宮城県の小豆婆は日暮れの小川で小豆を洗い、
珍しく姿を見せることがあるという。

正体は狐だといわれている。

埼玉県では小さな祠に住んでいるといわれており、
夜中に現れ、通る人を化かしたり、取って喰うこともあるという。

群馬県では小豆を洗う音が聞こえ、
通り過ぎようとすると光に包まれ前が見えなくなるという。

そのとき親指を握り、
心を静めると次第に光は消えるといわれている。

山梨県では「小豆とぎ婆」と呼ばれ、
「小豆おあんなすって」
と声をかけて、通る人を笊で木の上に救い上げてしまうという。
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2022年05月21日

とりあえず、小豆はかり

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小豆はかり

主な出身地:東京

東京都麻布のとある武士の家に起きた怪異。

姿は見えず、音だけの妖怪である。

眠っていたり静かにしていると天井をドシドシと
歩く音が聞こえたかと思うと、
パラパラと小豆を撒く音がするという。

音は次第に一斗
――約18リットルほどの小豆を撒くような音にまで大きくなる。

また庭の飛び石を下駄で歩く音や、
手水鉢で手を洗う音などが聞こえてくるが、
障子を開けて外を見てもそこには何もいない。

ときおり紙くずや土ぼこりを天井から落とすこともあるが、
それ以外悪さはしないという。
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とりあえず、小豆洗い

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小豆洗い

主な出身地:島根他全国各地

川や井戸で小豆を研ぐような音をたてる妖怪で、
中には
「小豆を研ごうか、人とって食おうかしょきしょき」
と歌うのもいるという。

歌うだけで人を食らうことはほとんどないが、
島根県出雲のは人を取ることもあるという。

狐狸や川獺、狢や蝦蟇が
正体であるともいわれているが、
中には殺された人の幽霊が
小豆洗いになるということもあるらしい。

法華寺の小僧は小豆の数を正確に当てるという才を持っており、
住職も跡を譲ろうと思っていたが、
それに嫉妬した同宿の円海は小僧を殺して井戸の中に沈めて事故死に見せた。

その後井戸に小僧の幽霊が現れ、
小豆を投げたり、
数えたりして皆を怯えさせ、
円海の所業はばれ死罪となったと、
多田克己編『竹原春泉 絵本百物語―桃山人夜話―』にある。

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2022年05月19日

とりあえず、撞木娘

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撞木娘

主な出身地:群馬と長野の境の碓氷峠

多田克己編国書刊行会刊『江戸妖怪かるた』の解説から引用すると
「「妖怪かるた」に必ずといってよいほど登場する化け物の筆頭であるが、
 いかなる伝承や文献にもその名をとどめていない正体不明の妖怪」
とある。

『妖怪かるた』の「う」の項目にて
「うすい峠のしゅもくむすめ」
という形で出てくる。

「碓氷峠」は群馬県と長野県の堺にある、
旧中山道の峠であり、
「撞木」は鉦を打ち鳴らすT字の棒である。

かるたには女物の着物を着た
「シュモクザメ」
の様な頭をした妖怪が、
飛び出して現れるような姿で描かれている。
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2022年05月18日

とりあえず、ちんちろり

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ちんちろり

主な出身地:山口

『岩邑怪談録』「加藤氏、変化に逢ふ事」
にある妖怪で、
名前も詳細も「ちんちろり」という言葉も不明だが、
妖怪名として使われることが多いので、
ここでも「ちんちろり」と表記する。

山口県岩国に住む加藤某という男が
西宇治から帰宅する途中の道祖峠を越える頃、
後ろから小坊主がついて来て「加藤殿はちんちろり」と言った。

剛胆な性格であった加藤某は
「そういう者こそちんちろり」
と言い返し、お互いに言い合いながら加藤某の家へとついた。

加藤某が中に入り門を閉めると、
小坊主は門の屋根の上に現れ笑いながら
「さても強いものじゃ」
と言い、消えたという。

それから岩国では人に負けじと言い返すときに
「そういう者こそちんちろり」
というようになったという。
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2022年05月17日

とりあえず、骨女

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骨女

主な出身地:不明もしくは青森

七月十五日の精霊会の夜、
牡丹花の灯籠を童女にもたせ歩く
二階堂政宣の娘弥子(いやこ)と荻原新之丞が出会い一目で惹かれ合い、
弥子が毎夜尋ね情を交わすようになった。

ある日隣の老人が覗き見ると、
骸骨に向かい合う新之丞の姿があったという。

鳥山石燕著『今昔画図続百鬼』に
「骨女」
と記され、怪談でお馴染みの
「牡丹灯籠」
は、中国の明代『剪灯新話(ぜんとうしんわ)』巻二「牡丹灯話(ぼたんとうのき)」の翻案とされる。

山田野理夫著『東北怪談の旅』には、
生前醜かった女が、骨だけのなった美しい姿を見せようと、
盆の晩に骨を鳴らして歩き回ったという骨女が青森に出たとある。

魚の骨をしゃぶるのを好み、
高僧に出会うと崩れ落ちるといわれている。
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2022年05月16日

とりあえず、ずんべら坊

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ずんべら坊

主な出身地:青森

青森県弘前に興兵衛という喉自慢がいた。

夕方頃、隣村からの帰りに
「思い切れとて五合桝投げた。これは一生の別れ桝」
と歌いながら歩いていると、
近くで自分よりよい声で歌うものがいるので、
しばらく聞いた後「誰だ」と問うと、
耳元で「俺だ」と聞こえ、
散切り頭で目も鼻も口もない卵のようにぬっぺらとした顔のずんべら坊が現れた。

驚き隣村に逃げ帰り、知り合いにこのことを話すと
「こんな顔か」
と知り合いもずんべら坊になってしまったという。

男は気を失い、
そのまま死んでしまったともいわれている。

小泉八雲著『狢』や
「のっぺらぼう」や
「朱の盆」と同様の話であるが、
元は中国の『捜神記』にルーツがあるといわれている。

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2022年05月15日

とりあえず、お歯黒べったり

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お歯黒べったり

主な出身地:不明

『桃山人夜話 絵本百物語』に紹介されている妖怪で、
のっぺりと目も鼻もない顔に大きな口だけがあり、
口の中はお歯黒で真っ黒である。

昔は嫁入りの際に歯を黒くする鉄漿(かね)という液体で染めており、
その真っ黒な口を開いて驚かす、のっぺらぼうの一種だといわれている。

頭に角隠しをかぶり、
結婚衣裳のような姿で描かれていることから、
結婚前に死んだ女の亡霊だともいわれているが、
角隠しは浄土真宗門徒の女性が寺参りの際にかぶっていたということもあったという。

お歯黒べったりの髪型が総角(あげまき)であることから、
国書刊行会の『桃山人夜話 絵本百物語』
では紫式部著『源氏物語』の巻の一つ「総角」が関係していると説いている。

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2022年05月14日

とりあえず、以津真天

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以津真天

主な出身地:不明

誰にも手をさし伸ばされず餓死したものは、
怪鳥になって現れるといわれている。

「いつまでいつまで」
と鳴くが、これは
「いつまでもつきまとう」
という意味や
「いつまで自分の死体を放っておくのだ」
という意味が込められているという。

鳥山石燕著『今昔画図続百鬼』に紹介されている妖怪で、
頭は人のようでくちばしは曲がり、
鋸の様な歯を持ち、
体は蛇のようで両足に長く剣のような爪を持ち、
羽を伸ばすと一丈六尺
――約四・八メートルほどの大きさもあったという。

建武元年紫宸殿の上に現れ
「いつまでいつまで」
と鳴き声をあげ皆恐怖した。

弓の名手隠岐次郎広有が呼ばれ、
見事射落としたという。
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2022年05月13日

とりあえず、コロポックル

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コロポックル

主な出身地:北海道

アイヌの言葉で「蕗の下に住む人」という意味を持つ小人で、
鬼蕗という普通の人が傘と使えるくらいの大きな蕗の下に数人入ったという。

「トイチセウンクル(土の家の人)」
「トイセコッチヤカムイ(土の家の傍の神)」
とも呼ばれていたという。

アイヌの集落の近くに住むといわれていた。

アイヌの人に刺青や狩を教えたり、
狩で獲ったものを分け与えてくれたりしていたが、
アイヌの若者に娘を攫われ、
それを怒り北の海に去っていったという。

またアイヌに迫害を受けたコロポックルが去っていくときに
「トカップチ(水は枯れろ魚は腐れ)」
という呪いの言葉を残し、
それが十勝の名の由来だともいわれている。

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2022年05月12日

とりあえず、イペカリオヤシ

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イペカリオヤシ

主な出身地:北海道

アイヌに伝わる妖怪。

「マワオヤシ」とも呼ばれる。

イペは「食物」、
カリは「ねだる」、
マワは「飢えた」、
オヤシは「お化け」を意味する。

山野で火を焚いて弁当を食べていると、
後ろから手を伸ばしてきて食べ物をねだってくる。

与えても再び欲しがるためきりがないという。

焼けた灰や焼けた砥石を手に載せると
「ないならないと、なぜ言ってくれないのですか」
と叫びながら逃げていくといわれている。
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2022年05月11日

とりあえず、パシクルアペ

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パシクルアペ

主な出身地:北海道

アイヌ語で「鬼火」
という意味を持つ怪火。

パシクルは「烏」アペは「火」を意味する。

青白く光り、山中に現れるという。

烏のように飛び回る火という意味だろうか。
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