雪女
主な出身地:雪が降る日本各地
山形県では「雪女郎」
新潟県では「雪姉サ」
宮城県では「雪バンバ」
長野県諏訪地方では「シッケンケン」
愛媛県宇和地方では「雪ンバ」
宮崎県では「雪バジョ」
と、地方によって様々に呼ばれているように、
全国各地に伝わる妖怪である。
新潟県南魚沼では吹雪の後に凍死した者がでると雪女にやられたというが、
各地でも雪によって死んだ人が出ると雪女の仕業とされていたようだ。
もし雪山で出会った場合だが、
各地によって対処方法が異なってくるようで、
言葉を交わしてはいけないとか、
逆に声を掛けられたら返事をしないと谷底に落とされるとか、
子供を抱いており、
その子を抱いて欲しいと声を掛けられ、
抱かないと殺されてしまうとか様々に伝えられている。
小泉八雲の『怪談』に記されている
「雪女」
の舞台は東京都の青梅と云われており、
人間との間に十人の子を授かったと云われている。