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2022年04月30日

とりあえず、逆柱

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逆柱

主な出身地:全国各地

大工が柱を立てるとき、
自然に生えている方向と反対向きに立てることを逆柱という。

逆柱にすると夜な夜な柱は腹を立てて音を立てて軋むという。

逆柱は火災や家鳴りなどの
不吉なことがおきる原因だとも言われており、
大工たちは忌み嫌った。

この逆さになった柱からは、
人の夢の中に現れて驚かす木の葉妖怪が現れたり、
もしくは柱自体が妖怪となってしまうという。

日光東照宮の陽明門の一つが逆柱になっているが、
これは完成するとそこから崩壊が始まるということから、
あえて逆さまにすることで未完成の状態にすることで
魔よけの意味を持たせているという。

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2022年04月29日

とりあえず、山童

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山童

主な出身地:全国各地

秋になると河童が山の中へ入り
この山童になるといわれているため姿は河童に近い。

山仕事を手伝ってくれることが多いが、
先にご飯を与えると食い逃げしてしまうので、
働いた後に与える必要がある。

また、約束したものと違うものを
与えてはいけないという決まりごともある。

木を運ぶときには、
木を下ろすときに山童は早く肩を下ろしてしまうので、
掛け声の「いちにさん」の「に」で下ろさなければいけないという。

米や麦を炒った「はったい」
というものが好物で持ってきてやると約束すると、
昼寝をしている間に仕事を終わらせてくれる。

翌日はったいを撒いておくと、
姿は見えないがはったいだけがなくなるという。
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2022年04月28日

とりあえず、手の目

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手の目

主な出身地:不明

鳥山石燕著『画図百鬼夜行』に載っている妖怪で、
座頭の姿で、顔に目はなく掌に目がついる。

解説はないが
怪談集『諸国百物語』巻三「ばけ物に骨をぬかれし人の事」に、
京都七条河原の墓所に肝試しにきた若者が、
手に目が一つの八十程の老人に、
前歯を牙のようにむき出しにして、
追いかけられたという話が載っている。

若者は近くの寺に匿ってもらい、
長持ちの中に隠れたが、
化物はその長持ちの前で骨をしゃぶるような音を立て消えた。

僧が長持ちを開けてみると、
そこには骨が抜かれ皮だけになった若者が入っていたという。

水木しげる著『図説日本妖怪大全』には、
すすき原で盗賊に殺された盲人が、
彷徨い出て、手探りで仇を探しているうちに、
掌に目が開いた妖怪であると紹介されている。
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2022年04月27日

とりあえず、釣瓶火

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釣瓶火

主な出身地:京都?

釣瓶落としと同じ妖怪である説が一般的で、
顔だけのものを釣瓶落とし、
怪火なのが釣瓶火という風に分けられ区別されたものだと思われる。

鳥山石燕著『画図百鬼夜行』の国書刊行会の説明にも
「道の怪。つるべおとし、つるべおろし、とも」
とあり、
「火の玉になって現れるのは、
『百物語評判』巻一「西岡の釣瓶おろし井陰火陽火の事」の話」
とある。

京都西院のほとりを歩いていると
大木から火の玉が鞠のように上り下りしていたとあり、
この動きから釣瓶火と名づけられたのだろう。
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2022年04月26日

とりあえず、山姥

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山姥

主な出身地:全国各地の山

「山婆」
「山姑」
「野姥」
とも表記する山に棲む女の妖怪で、全国各地に伝わる。

性質は各地によって異なり、
山に棲むところは同じだが、
人を攫って喰ってしまう恐ろしい者もいれば、
民家で糸紡ぎの手伝いをしてくれたりするやさしい者もいる。

恐ろしさと優しさの二面性は山神信仰の影響があるともいわれている。

暮の市に姿を現すともいわれており、
そのときに山姥が支払った金は福を招くともいわれ、
また山姥が持ってきた徳利を売ったところ、
大金持ちになった者もいるという。

山女の一種だともいわれている。
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2022年04月25日

とりあえず、幽谷響

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幽谷響

主な出身地:全国各地

山で大きな音を出すと
跳ね返って帰ってくる現象をやまびこと呼ぶが、
昔は妖怪である
「幽谷響」
が叫び返していると考えられていた。

「山彦」「空谷響」とも表記する。

鳥山石燕著『画図百鬼夜行』では
獣様な姿で描かれており、
地域によっては一本足の小僧のような姿
をしているともいわれている。

高知県幡多郡橋上村
――現在の宿毛市の楠山では
昼夜問わずに深山で突然聞こえる恐ろしい声を
「山彦」
と呼んでいたという。

鳥取県では
「呼子」
「呼子鳥」
と呼び、九州地方では
「おらぶけそうけ」
と呼び、静岡県では
「山の小僧」
と呼ぶという。
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2022年04月24日

とりあえず、小玉鼠

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小玉鼠

主な出身地:秋田県

秋田県北秋田郡に伝わる怪異。

真ん丸な二十日鼠のような姿をした妖怪で、
背中から裂けてポンッと破裂するという。

小玉鼠が現れるときは山の神の機嫌が悪い証で、
破裂する音を聞くとその日一日は獲物が全く獲れなくなってしまうとか、
雪崩に遭うなどといわれている。

小玉鼠はマタギが鼠になった姿ともいわれており、
「小玉流」
という流派のマタギが山の神の罰を受けた姿ともいわれている。

実在の動物である「ヤマメ」の別称も「小玉鼠」と呼ぶが、
冬眠中のヤマメを掘り起こしてしまった漁師が、
その罪悪感から祟りがあるのではと考え「小玉鼠」の伝承が生まれたという説もある。

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2022年04月23日

とりあえず、毛羽毛現

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毛羽毛現

主な出身地:家のじめじめした軒下

鳥山石燕著『今昔百鬼拾遺』に紹介されている妖怪で、
体中から髪のような毛が生えている毛むくじゃらの姿で描かれている。

「毛羽毛現は惣身に毛生ひたる事毛女のごとくなればかくいふか。
 或は希有希見とかきて、ある事まれに、見る事まれなればなりとぞ」
とあるように、なかなか出会うことができない。

毛女とは漢・劉向の『列仙伝』に出てくる全身が毛で覆われている仙人で、
飛ぶように身が軽いといわれている。

毛羽毛現はじめじめした場所を好み、
これが住み着くとその家で病が流行るともいわれている。

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2022年04月22日

とりあえず、七尋女房

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七尋女房

主な出身地:島根県、鳥取県

島根県隠岐郡海士町(あまちょう)や
鳥取県に伝わる女の妖怪で「七尋女」とも呼ばれる。

その背丈、もしくは首が七尋
――約十二メートル――
あるという大女で、山道を行く人に怪異をなしたという。

昔七右衛門という豪傑がおり、
その子孫が馬に乗って
御波の須賀に行こうとする途中の山道で、
奥山から小石が飛んできた。

これは噂の怪物の仕業かと刀を持ち戻ってくると、
そこには大女がおり、
気味の悪い笑みを浮かべ、
オムツを手に川に洗濯しに行こうとした。

男は後ろからそっと近づき、
斬りつけると七尋女房はそのまま恐ろしい形相の石となり、
それは女房ヶ石と呼ばれるようになったという。

男は無礼な仕打ちの報いを恐れ、
供物を供えて供養したという。
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2022年04月21日

とりあえず、カシャボ

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カシャボ

主な出身地:和歌山県、三重県

和歌山県、三重県では河童を
「ドンガス」「ガオロ」などと呼び、
それが山に入ると「カシャボ」になるといわれている。

頭は芥子坊主で青い衣、
六七歳くらいの子供の姿をしており、
頭を振るとガシャガシャ音がするともいわれる。
人懐っこいが、
河童と同様牛馬に悪さをして殺してしまうこともある。

和歌山県東牟婁郡高田村の某家では毎年挨拶に来てから、
山に入っていくという。
その際、律儀に一人ずつ石を打つという。

水鳥のような足をしているといわれ、
家の戸口に灰を撒いていると足跡を残すので
、カシャボが来たということがわかるという。

「カシランボウ」
「カシャンボウ」
「カシラ」
とも呼ばれる。
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2022年04月20日

とりあえず、さがり

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さがり

主な出身地:岡山県、熊本県および全国各地

岡山県邑久郡では
夜になると路傍の榎に馬の首が下がるといわれている。

全国に伝わる妖怪で、
馬の首のほかに茶袋や薬缶、
馬の足などが下がる地方もあるが、
「さがり」と呼ばれるのは馬の首とする場合が多い。

福島県の会津山道では、
道中で死んだ馬が木に宿りさがるといわれており、
鳴き声をあげ驚かすという。

熊本県南ノ関町大字関下宇迎町
――現在の玉名郡南関町では柿の木、
玉名村大字玉名字岡
――現在の玉名市では榎の大樹に馬の首がさがり、
それを見たものは発熱するといわれている。

ある男が山賊から逃げ、榎に登った。
その木はさがりの寝床であり、
目覚めた拍子にさがりは木の下に落ち、
それが偶然山賊の頭にあたり、
山賊の頭は潰れ、
さがりは何かつぶやきながら木を上り、
また眠りについたという。

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2022年04月18日

とりあえず、樹木子

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樹木子

主な出身地:戦場跡

人間の血を大量に吸い込んだ樹木がなるといわれる妖怪で、
下を通りかかった人間を枝で捕まえて血をすするのだという。

誕生の条件が人間の血であることから、
戦場などの血が沢山流れるところでは、
沢山の樹木子が生まれたのだという。

この妖怪は民間伝承や古文献などに名が見当たらないことから、
水木しげる氏の創作妖怪との説もあるが、
木を切ると血のように赤い汁を出すこともあるというので、
血を吸ったから血を出すのだという噂が生まれ、
そこから樹木子なる妖怪が生まれたのかもしれない。


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2022年04月17日

とりあえず、蓑火

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蓑火

主な出身地:滋賀、新潟および福島[蓑虫・蓑ボシ]、千葉[川蛍]、鳥取、島根[牛鬼]

滋賀県琵琶湖に伝わる怪火で、
五月頃梅雨の雨がしとしと降る夜に、
湖上を往来する船人の蓑に火が点々と付く怪異で、
琵琶湖で溺死した怨霊の火といわれている。

陰火のため熱くはなく、
落ち着いて蓑を脱ぎ捨てれば消えるが、
慌てて火を払ってしまうと砕けて増えて、
全身を包んでしまう。

新潟県や福島県では「蓑虫」「蓑ボシ」
千葉県では「川蛍」
鳥取県では「牛鬼」
とも呼ばれる。

大勢でいるときでも、
同行者には見えなず、
付かれた本人にしか見えないという。

鼬や狐狸の仕業ともいわれ、
石屋や大工には付かないともいわれる。

一説には、
一種の可燃性のガスが発行しているだとか
、蓑に付いた露が月の光で光るために
火のように見えるなどともいわれている。
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2022年04月16日

とりあえず、馬の足

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馬の足

主な出身地:福岡県、山口県

福岡県や山口県に良く出たという妖怪で、
夜中になると木の枝から馬の足が下がり、
下を通る人を蹴るという。

福岡県久留米市原古賀では夜中、
三メートルもの馬の足が大きな榎に下がっていたことがあり、
それは狸の仕業だといわれており、木の上から砂を撒いてくるという。

山口県では垣根から
馬の足が出てきたこともあるという。

全国各地にも木から下がる妖怪は多いようで、
岡山県では馬の首、
長野県では薬缶、
高知県では茶袋
などがある。

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2022年04月15日

とりあえず、一目連

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一目連

主な出身地:三重県

三重の多度神社の神様で多度権現とも呼ばれる。

片目の竜の姿をしており、荒ぶる風の神である。

神社から出かける際には大雨が降り、
雷が鳴り、空を見上げると黒い雲が屋根すれすれを飛んでいくのだという。

吹く風は人を吹き飛ばし、
家屋を破壊し、離れた伊勢湾にある船を転覆させるほどである。

一目連は山の名前であるともいわれ、
そこから雲が出ると必ず暴風雨になるのだという。

この一目連は鍛冶の神「天目一箇神」と混合されることがあるようだが、
一目連は片目のつぶれた竜であり、
風の神であることから別の神様である可能性の方が高いだろう。

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2022年04月14日

とりあえず、白坊主

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白坊主

主な出身地:大阪・静岡・広島・熊本および全国各地

白い坊主の妖怪で、日本各地に伝わっている。

大阪府南部和泉地方では
のっぺらぼうの一種といわれており、
夜道で人を驚かすという。

狐が化けたものともいわれているが、
この土地の古老によると、
この地方の狐は必ず藍染の縞模様の着物を着ているので、
狐ではないという。

静岡県富士郡芝富村長貫
――現在の富士宮市ではどんどん焼きをしていたところ、
毎年のように白島山から白坊主がしきりに呼んでくるため、
気味が悪くなり行事を取りやめてしまったという。

広島県安芸郡倉橋町
――現在の呉市では河童が足に接木をして、
二メートルほどの大きさの白坊主に化けて驚かしてくる。

熊本県天草郡本渡町
――現在の天草市の中央にある楠の中から、
白髪の婆が子の白坊主のために、
糸を紡ぐ音が聞こえてくるという。
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2022年04月13日

とりあえず、白児

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白児

主な出身地:?

鳥山石燕著『画図百鬼夜行』で
犬神と一緒に描かれている妖怪。

犬神の弟子とも云われているが、
その詳細は謎である。
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2022年04月12日

とりあえず、犬神

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犬神

主な出身地:四国および中国、九州地方

主に四国に伝わる憑物で、
九州や沖縄では「インガメ」、
中国では「犬外道」と呼ぶ。

犬神は家に憑くこともあり、
犬神をつかう家を「犬神筋」と呼び、
代々女ばかり、娘が十五になったときに伝えるという。

憑かれると様々な病気になり、
犬のように行動し、
死ぬと身体に犬の歯形がついているという。

犬神は呪いの一種「蠱毒」の影響を受けているといわれ、
作る方法の一つに、獰猛な犬を戦わせ、
残った一匹に魚を与えてから首を落とし、
残った魚を食うというものがある。

また犬を首を残して埋めて飢えさせて、
食べ物を置き集中したところで首をはね、
食べ物に食いつけば犬神になるともいわれている。

鳥山石燕著『画図百鬼夜行』では
白児(しらちご)
というものと一緒に描かれている。

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2022年04月11日

とりあえず、化猫

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化猫

主な出身地:全国各地

年を経た猫は尾が二つに割れ猫股になるといわれているが、
年とは関係なく恨みをもったり知恵をつけた猫は化猫になるという。

年を経た方が化猫になりやすいともいわれており、
昔は猫を飼う年数が制限されていたという。

広島県では七年、
茨城県や長野県では十二年、
沖縄県では十三年などと地方によって化ける年齢がばらばらだが、
全国各地に伝わっていた。

年数が過ぎた猫は、
尾が割れ化けないよう、
短く切ってから暇を出していたともいわれている。

人に化けたり、言葉を喋ったり、祟ったり、
死体を操るなどの怪異を起したという。

主人を殺された猫が化けて仇を討とうとする
『鍋島化猫騒動』
が有名だが、
多くの化猫は主人である飼い主を食い殺すといわれている。

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2022年04月10日

とりあえず、猫股

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猫股

主な出身地:全国各地

年を経た猫は尾が二つに割れ猫股になるといわれているが、
年とは関係なく恨みをもったり知恵をつけた猫は化猫になるという。

年を経た方が化猫になりやすいともいわれており、
昔は猫を飼う年数が制限されていたという。
広島県では七年、茨城県や長野県では十二年、
沖縄県では十三年などと地方によって化ける年齢がばらばらだが、
全国各地に伝わっていた。
年数が過ぎた猫は、
尾が割れ化けないよう、
短く切ってから暇を出していたともいわれている。
日本の猫の尾が短いのはそのためであるといわれている。

葬式の時に猫を近づけさせないようにするのは、
猫が死体をとび越えると、
魔が入り動き出すからだと云われている。
死体を運ぶ火車が猫股の姿をしているのは、
ここから来ているようだ。
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