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2015年03月13日

とりあえず、トウコツ(リクエスト四凶のひとつ)

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トウコツ

トウテツ、コントン、キュウキ、トウコツの四匹の怪物を四凶と呼ぶ。

それぞれが古代の王の血を引いているといわれているが、
凶暴なため、古代中国の舜(しゅん)帝によって中原の四方に流されたといわれている。

人面に虎のような体、猪の牙、5メートルの尾を持ち、
全身は長い毛で覆われているといわれる。

檮コツ(木編に兀)は、
常に悪行を働いていたといわれ、
決して人の意見は聞かず、
引くことなく戦い続けるといわれている。

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2015年03月08日

とりあえず、キョウキ(リクエスト四凶のひとつ)

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キュウキ

トウテツ、コントン、キュウキ、トウコツの四匹の怪物を四凶と呼ぶ。

それぞれが古代の王の血を引いているといわれているが、
凶暴なため、古代中国の舜(しゅん)帝によって中原の四方に流されたといわれている。

虎のような姿で、
前足の付け根に翼を持ち空を飛ぶことが出来るといわれている。

窮奇(きゅうき)はひねくれた性格をしており、
喧嘩をしている人がいれば正しい人を食らい、
誠実な人がいれば鼻を食らい、
悪人がいれば褒美として獣を捕ってくるといわれている。

『山海経』第二「西山経」では、
けい山の頂上に住むという、
牛のような姿で、針鼠の毛を持ち、
声は犬のようで、人を食らうとあり、
同書第十二「海内北経」では、
虎の姿で翼を持ち、人を首から食べるとある。

思想書『淮南子』では「窮奇」は
暴風を起こす風神の一種とされており、
これが日本に入り、
同じく風を起こす妖怪
「かまいたち」の別称として
呼ばれるようになったといわれている。

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2015年03月01日

とりあえず、コントン(リクエスト四凶のひとつ)

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コントン

トウテツ、コントン、キュウキ、トウコツの四匹の怪物を四凶と呼ぶ。

それぞれが古代の王の血を引いているといわれているが、
凶暴なため、古代中国の舜(しゅん)帝によって中原の四方に流されたといわれている。

渾沌(こんとん)は、犬のような姿をしており、
長い毛で覆われており、
熊のような足には爪がなく、
目も耳もあるが見えず聞こえず、
尾を咥えてぐるぐる回り、
空を見ては笑っているという。

渾沌は混沌
――つまり「わけがわからない」という意味を持つ。

頭に目鼻耳口の七孔が無く、
足が六本、翼が六枚生えた姿で描かれることもあるという。

『封神演義』では
「鴻鈞道人(こんきんどうじん)」
という名で擬人化されていることもある。
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