
白虎(びゃっこ)
中国の占いである風水において、
陰の原理を構成する、
谷や低地などの地上の低い場所の全ての象徴だといわれる神獣。
対となる青龍(せいりゅう)は陽の原理を構成する、
丘や山などの地上の高い場所の全ての象徴だといわれる。
風水の専門家は土地を利用する時に、
青龍と白虎の力関係を評価して、
うまくいくかどうかを判断するという。
五行思想とも関係があり、
西を守護し、
色は白、
金の精であり、
季節は秋である。
アルビノの虎をホワイトタイガーと呼ぶが、
白虎はそれらとは異なるようで
『和漢三才図会』では、虎が五百年生きると白虎に変ずるとある。
天罰や天災を予言する精霊だともいわれる。
白い虎の姿で描かれるが、
細長い胴をしているともいわれる。