
佐吉舟(さきちふね)
『まんが日本昔ばなし』にて放送された怪談。
『まんが日本昔ばなしデーターベース』のあらすじを簡単に説明する。
八丈島に
太兵衛(たへい)と佐吉(さきち)という
小さい頃から仲の良い漁師がいた。
だが、二人は互いに船主のヨネを好きになり、
それが原因で仲が悪くなった。
ある日、佐吉舟が大波を受けて沈んでしまい、
太兵衛に助けを求めたが、言い争いになり、
太兵衛は佐吉を殴り、佐吉は海に沈んでしまった。
それから数日、太兵衛が漁に出たとき、
佐吉の亡霊が現れ、柄杓をくれと言った。
太兵衛が柄杓を渡すと、
水を入れられ舟は沈み、
佐吉は消え、太兵衛は波にのまれ消えたという。
「佐吉舟」という個別の伝承を見つけることが出来なかったが、
「船幽霊」の話は全国各地に伝わっており、
その中のひとつかもしれない。