壁塗り天狗(かべぬりてんぐ)
長野県北相木村に伝わる怪異。
「京の岩の七不思議」のひとつで、
他に
「板碑(いたび)」
「鳶と烏の舞いちがい(とびとからすのまいちがい)」
「梅鉢岩(うめばちいわ)」
「擂鉢岩(すりばちいわ)」
「日輪岩(にちりんいわ)」
「おかめ岩」
がある。
相木川の岸にある岩壁の一部、
二メートル四方ほどが、
まるで塗ったように平らであるという。
これは「壁塗り天狗」の仕業だといわれている。
現在は、
昔よりその平らな範囲が小さくなっているといいう。
また、夜十二時過ぎ、
大きな木をのこぎりで切るような音を鳴らすともいわれている。