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2014年05月31日

とりあえず、御睦大善神

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御睦大善神(おむつだいぜんしん)

徳島県徳島市寺町に祀られれている化け狸で
「お六つ大明神」
とも呼ばれている。

その祠は日本で一番壮麗であり、
また最も信仰が厚いともいわれていた。

油揚げや、赤色の小田原提灯を奉献し、
参拝すると、運がよくなるとか、
商売が繁盛するとかいわれ、
毎日のように人で溢れていたという。

だが由来は定かではなく、三つの説がある。

一つは、
妙長寺の南手に棒寺があり、
古くから狸を祀った祠があったが取り壊すことになり、
妙長寺が譲り受け、今の所に改めて祀り、その御利益を宣伝した、
という説。

二つは、
この付近に巨大な松があり、
そこに棲む多くの狸の頭が「お六つ」という女狸で、
その悪行を鎮める為に祀った、
という説。

三つは、
美馬郡半田町
――現在のつるぎ町生まれのお松という狸が、
徳島が気に入り、移り住むことになり、それを祀った、
という説である。
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2014年05月28日

とりあえず、コサメ小女郎

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コサメ小女郎(こさめこじょろう)

和歌山県日高郡龍神村
――現在の田辺市龍神村の小又川のオエガウラ淵に伝わる妖怪。

「コサメ」とは魚の名前で、
ビワマスともヤマメともいわれている。

何百年経た魚の「コサメ」が美女に化けて、
人を誘い食らっていたという。

あるとき小四郎という男が、
コサメ小女郎が
「かがり火を明かりに七年続けて飼った鵜」
が苦手であると漏らしたのを聞き、
その通りにして退治したという。

腹を割くと、
中から樵の物と思われる
「刻み鉈」七本が出てきたという。

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2014年05月26日

とりあえず、衣蛸

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衣蛸(ころもだこ)

京都府与謝郡に伝わる海の妖怪。

小さい蛸の姿をしており、
普段は貝の中にいて海上を浮遊しているといわれている。

衣を広げると六畳いっぱいになるといわれており、
捕まえようとすると、
人も船も包み込んでしまうといわれている。

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2014年05月24日

とりあえず、三子狐

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三子狐(さんこぎつね)

岩手県に伝わる化け狐。

水鏡で体をなで、
木の葉や草花で身を飾っていたといわれている。

あるとき、途中で人に声をかけられ、
うっかりついていってしまったことがあるといわれ、
杯に写った自分の顔を見て、
驚いて逃げ出したといわれている。
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2014年05月22日

とりあえず、フナイタサガシ

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フナイタサガシ

新潟県佐渡市に伝わる怪異。

人が死んだ時、
その魂が棺桶の材料として、
ふないたを探しに来ることがあるといわれている。

ふないたが見つからない時は、
天井をガタガタと音を鳴らすといわれている。

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2014年05月20日

とりあえず、古能葉稲荷大明神

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古能葉稲荷大明神(このはいなりだいみょうじん)

千葉県の飯高檀林(いいだかだんりん)の
境内に棲んでいたという化け狐で、
若者に化け十年、学問所にて勉学に励んだといわれている。

卒業式の日
――新任の住職の入山式ともいわれている――
に般若湯を飲んでしまい、
つい正体を現してしまった。

だが人間ではないというだけであり、
誰よりも勉強熱心であったため、許されたという。

それどころか、境内に社が建てられ、
そこに住む事になったという。

その社は
「開運古能葉稲荷大明神」
呼ばれるようになったという。

千葉幹夫著『全国妖怪事典』では
「伝八狐(でんぱちぎつね)」
「橋門伝八(はしもんでんぱち)」の名で、
同様の伝説が紹介されている。

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2014年05月18日

とりあえず、数珠掛

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数珠掛(じゅずかけ)

長野県や青森県に伝わる化け狐で、
「数珠掛稲荷」
「数珠掛狐」とも呼ばれる。

長野県南佐久郡小海村
――現在の小海町に「数珠掛稲荷」というのがあり、
「数珠掛狐」が鳴くと変事があるといわれていた。

また眷属の姿も見ることが出来たので、
この付近では用心しろと皆で戒めあっていたという。

北佐久郡協和村
――現在の佐久市協和にも同名の化け狐がおり、
村に災難があると知らせに現れたという。

「数珠掛狐」に油揚げをやると災難は軽くなる、
ともいわれている。

青森県では、
首の周りに白い毛が生えている狐を
「数珠掛」
と呼んでいたという。
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2014年05月16日

とりあえず、金平狐

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金平狐(きんぺいぎつね)

熊本県球磨郡郡山江村大河内に伝わる化け狐。

小瀬口に大けやきがあり、
その下の深い洞窟に棲んでいたといわれている。

百歳を超える白狐で、
よく美女に化けては、
川漁に向かう人を水の中に誘い入れていたという。

また「金平狐」が自動車の上に乗ると、
突然運転が重くなるともいわれている。

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2014年05月14日

とりあえず、青木藤太郎大明神

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青木藤太郎大明神(あおきとうたろうだいみょうじん)

徳島県三好郡山城谷村
――現在の三好市の相川橋付近に棲んでいたという化け狸。

神さんとして祀られ
「青木大明神」
「青木藤太郎」
「青木さん」等とも呼ばれているという。

「青木藤太郎」は善い狸であったが、
ここには他に悪い狸が二匹棲んでいたという。

説得したが悪さをやめないため、
「藤太郎」は騙して退治することにした。

一匹は、
池に尻尾を一晩漬けると魚が必ず釣れると騙し、
悪い狸の尻尾が凍った池にとられている所に犬を連れてきて、
食い殺させたという。

もう一匹は、
侍に化けると騙し、本物の侍を「藤太郎」だと勘違いした悪い狸は、
見事に化けたと頭を撫でようとして、
斬り殺されたという。

その後「藤太郎」は人々に尽くし、
神さんとして祀られるようになったという。

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2014年05月12日

とりあえず、鳳そう魚

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鳳そう魚(ほうそうぎょ)

天保九年、
浦賀で生け捕りにされたという怪魚で、
藤沢衛彦著『変態見世物史』に記述がある。

頭が猩猩で、
顔は馬のような猫のような、
はまるで鏡のようであったという。

ヒレはまるで手足のようで、
腹の色は金、
外見はまるで海老の様であったという。

日野巌著『動物妖怪譚(下)』の最後にある
『日本妖怪変化語彙』には縦書きで「鳳赤相魚」とあるが、
「そう」の部分は
「赤」が上部、「相」が下部の一つの文字
が正しい表記である。

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2014年05月10日

とりあえず、フリヤー・ヌ・カム

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フリヤー・ヌ・カム(フリヤーヌカム)

沖縄県石垣島に伝わる厠の神さん。

病気が治ってもまた再発し、
それを繰り返すようなら
「フリヤー・ヌ・カム」
に線香、
御花米(みはなぐみ)
――清らかなお米の事――、
御酒を供えて、祈願すると良いといわれている。

また、新調の衣服は、
先ずこの神さんに見せるのが決まりだともいわれている。

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2014年05月08日

とりあえず、婆女

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婆女(ばにょ)

林百助著『立路随筆』にある妖怪。

釜鳴の時に、
鬼である「婆女」の名前を呼ぶと、
災いが却って吉となるといわれている。

「釜鳴」といえば、
鳥山石燕著『画図百器徒然袋』に「鳴釜」がいる。

釜の鳴り方で吉凶を占う
「鳴釜神事」から生まれた妖怪だといわれているが、
「婆女」もそこから生まれた妖怪だろうか。

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2014年05月04日

とりあえず、庚申新八

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庚申新(こうしんしんぱち)八

徳島県左古町山手
――現在の徳島市の大安寺の森に一宇の庚申堂があり、
その付近の谷に住んでいたという化け狸で、
多くの眷属を従えていた。

この近くに「北島先生」と呼ばれる、
砲術の指南役がおり、
よく悪戯しに出てきていたという。

ある日、
行灯の前で化粧をする女の姿で現れたので、
女を撃ったところ、
人が座れるくらいの大きさの石に銃弾が命中していた。

別のある日、糸車を回す老婆の姿で現れたので、
次は糸車を撃ったところ悲鳴が聞こえた。

翌朝その場所へ行ってみると、
胸から血を流し息絶える
「庚申新八」
の姿があったという。

狸を哀れに思ったのか、
祟りを恐れたのか、
北島先生は塚を作り、
丁寧に葬ったという。
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2014年05月02日

とりあえず、次郎八狸

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次郎八狸(じろはちたぬき)

阿波国岩倉村
――現在の美馬市に伝わる化け狸。

郡里村で鍛冶を業とする某という男が、
三島村からの帰りに渡し舟場で困っている女を見かけた。

渡しが止まって困っていると言うので、
男は川の浅い所を通ろうと考え、女もそれに同行した。

川を渡る際、深い所は背負ってやり、
浅い所は手を引いてやったが、
異様に軽く、足を入水した波紋が獣のように小さい事から、
これは狸が誑かそうとしているのだろう、
と男は思った。

男は女の手を離さずに、
そのまま自分の家に連れて行き、
火炙りにしてやるぞと脅した。

女は自分が「次郎八」という狸だと明かし、
三島に嫁いだ娘がお産で、
その見舞いの帰りに渡しが止まっていて困っており、
肩を借りたと言った。

男は、もう二度と人に化けないと約束させ、
許してやると「次郎八」は大変感謝し、
たちまち姿を消したという。
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