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2014年03月31日

とりあえず、化け狸(リクエスト)

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化け狸(ばけだぬき)

全国各地に伝わる、
化けるといわれる動物で、
日本各地に伝わる音の怪異の正体を狸の仕業とする地域も多い。

狐より滑稽で間抜けな印象を持たれる事が多いが、
「狐七化け狸八化け」といって、
狐より化けるのに長けているとされる。

狐は女に化け、狸は男に化け、
また狐は書を、狸は画を描くのが多いといわれる。

「狸」の文字を「たぬき」と読むようになったのは、
鎌倉時代以降だといわれ、
以前は「狢」の字が用いられていた。

「狢」は「アナグマ」の事だが、
狸も狢も同一のものだと、特に区別されていなかったという。

四国や佐渡島には狐がいないといわれるが、
これは四国は弘法大使が、
佐渡島は狸たちが狐を追い出した為だといわれている。

主に犬に弱く、正体を見破られ、かみ殺されたという話も多い。
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2014年03月28日

とりあえず、勘五郎火

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勘五郎火(かんごろうび)

愛知県の青木川に、
夏になると出るという、
母と子二つの怪火。

愛知県丹羽郡犬山町
――現在の犬山市に
「勘五郎」
とその母親が暮らしていた。

貧しかった「勘五郎」は、
他人の田んぼから水を盗んでしまい、
それがばれて殺されてしまった。

人々は彼を水田に埋め、
何食わぬ顔で帰り、
彼の母親はこれを見て狂い死にしたという。

それから夏の夜、
橋爪田園に二つの怪火が現れ、
以来四百年、青木川の堤防は毎年切れた。

人々は怪火を恐れ、
徳授寺大和尚に乞い、
勘五郎母子の魂を慰めたという。

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2014年03月26日

とりあえず、勘太郎火

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勘太郎火(かんたろうび)

愛知県名古屋市に出たという怪火。

柳田國男著『妖怪名彙』の「オサビ」の項目に、
「勘太郎火」が似た怪火として紹介されている。

二つの火が一緒に出るが、
これは勘太郎とその婆が怪火として現れたものなのだという。

日野巌著『日本妖怪変化語彙』では
「母子が化した二つの怪火」
とある。

また、母子が火となったという似た怪火に
「勘五郎火」
がある。
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2014年03月24日

とりあえず、鳩槃荼鬼

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鳩槃荼鬼(くばんだき)

四天王の一つ「増長天」の眷属といわれる馬頭人身の鬼神で、
人の生気を吸うとされる。

『今昔物語』には、
千手観音を信奉する僧が、
山中で蛇に苦しまれたが、
「鳩槃荼鬼」に助けられたという話がある。

その姿は、
一丈程の身の丈で、
髪は赤く逆立ち、
肌の色は漆を塗ったように黒く、
赤い布を纏っていたという。

恐る恐る誰であるかと聞くと
「鳩槃荼鬼」
だと名乗り、掻き消える様に去っていった。

僧は千手観音の助けだと、
泣きながら礼をしたという。
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2014年03月22日

とりあえず、うば狐

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うば狐(うばぎつね)

駿河国安部郡
――現在の静岡県静岡市にあった
駿府城に棲んでいたという狐。

手巾を与えると頭に被って舞うといわれているが、
其の姿は見えず、
手巾だけが浮いているように見えるという。

手巾をどんなに強く離さないように持っていても、
必ず抜き取るといわれている。

それならばと
「大久保彦左衛門」が、抜き取ってみろと言った。

もし取ろうとしたら腕を切り落としてやろうと考えていたが、
それを悟った「うば狐」は取ろうとしなかったという。

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2014年03月19日

とりあえず、御出狐

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御出狐(おいでぎつね)

江戸――
現在の東京都荒川区南千住の
真崎稲荷神社の縁の下に棲んでいたという狐。

揚豆腐(油揚げ)を持って、
御出で御出でと言うと現れる人懐っこい狐だったという。

寛政四年、この狐が陸奥国松前
――現在の北海道松前町へ帰ることになったので、
茶屋の娘に憑いて、
世話になったのでお礼に何か形見を書き残したいと言った。

茶屋の主人が扇を出すと、そこに
「月は露 露は草葉に 宿りけり 夫(そ)れこそ爰(えん)よ 宮城野(みやぎの)の原」
と一首の歌を書き、娘の身体から出ていき去っていったという。

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2014年03月17日

とりあえず、後佛

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後佛(うしろぶつ)

異相の人の髑髏がなるという憑き物で、
人に憑いて離れないという。

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2014年03月15日

とりあえず、雨降りの六尺

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雨降りの六尺(あめふりのろくしゃく)

山口県厚狭郡
――現在の小野田市に伝わる巨人。

雨の中に現れるといわれている。

「六尺」は「力者」の転訛だといわれている。

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2014年03月13日

とりあえず、アムログオナグ

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アムログオナグ

鹿児島県奄美大島に伝わる、
海に入って死んだ女性がなるという妖怪。

青い灯を持って、海岸を歩くのだという。

天から下りてくる
「阿母礼女(あもれおなぐ)」
の別称の一つでもある。

村上健司著『妖怪事典』では、
「海で死んだ者の死霊とするのは何かの妖怪との混同によるものか。」
と推測されている。

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2014年03月11日

とりあえず、蛻庵狐

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蛻庵狐(ぜいあんきつね)

長野県、岐阜県に伝わる化け狐。

「蛻庵」と名乗る若者に化け、
信濃国――
現在の長野県および岐阜県の
「千野兵庫(ちのひょうご)」に仕えたが、
転寝して正体を現してしまい、去っていった。

木曾の興禅寺に入り、
桂岳(けいがく)という和尚に身を寄せ、副主にまでなった。

ある日、安国寺への使いの途中、
日和田村という所で猟師の家に一泊した。

そこでは妖魔を見抜くという猟銃の手入れをしており、
正体を見られ、撃ち殺されてしまった。

猟師が使いの手紙を見つけると、
とんでもない事をしたと、
供養を頼み、祟りがないようにと、
興禅寺に「蛻庵稲荷」として祀ったという。

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2014年03月08日

とりあえず、幸菴狐

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幸菴狐(こうあんぎつね)

群馬県に伝わる化け狐。

白頭の翁の姿に化けており、
百二十歳だと自称しており、
常に仏説で人を教諭していたという。

呼ばれればその人の家へ赴き、
法を説き戒を授け、
吉凶禍福や将来を予言したという。

あるとき、
入浴した時に湯があまりに熱く、
驚き飛び上がったところ、
全身に毛が生えており、尾があった。

それを見た人が主人を呼ぶと、
それは老狐であり、
鳴きながら飛び去ったといわれている。

書も残していたといわれ、
その字は人の如くとはいえなかったが、
拙くもなかったという。

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2014年03月06日

とりあえず、飛銚子

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飛銚子(とびちょうし)

栃木県の男体山や女峰山などの高峰で、
修験者がよく見かけたという怪異。

蓋のない鉄製の小さな銚子の様な姿をしているといわれ、
山鬼が好んで玩具にしていたという。

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2014年03月04日

とりあえず、万歳楽

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万歳楽(まんざいらく)

本島知辰著『月堂見聞集』にある怪魚。

正徳二年三月、江戸深川
――現在の東京都江東区の漁師の網に、
長さ七尺程の怪魚がかかった。

頭は鼠で目は赤く、
ひげもあり全身に毛が生えており、
尾は燕のようであったといわれている。

後に江戸城に献上され、
「万歳楽」
というめでたい名前がつけられたといわれている。

姿形から想像するに
「アザラシ」や「オットセイ」のようにも思えるが、
両者が載っている『和漢三才図会』が正徳二年成立であったことから、
異なるモノかと思われる。

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2014年03月02日

とりあえず、でれすけぼーこん

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でれすけぼーこん

東京都西多摩地方に伝わる妖怪。

夜更かしする子供の元に現れるといわれている。

ひどく恐ろしい姿をしているといわれているが、
その姿形を見た人はいないとされる。

「でれすけ」とは
「でれでれしてだらしのない男」、
「ぼうこん」は
「亡魂」の事から、
「でれすけを驚かす亡魂」という意味ではないかと
山口敏太郎著『江戸武蔵野妖怪図鑑』にある。

同様な妖怪が、
滋賀県に「よないぼ」がおり、
こちらも夜更かしする子供の元に現れるという。

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