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2013年12月28日

とりあえず、画本纂怪興(リクエスト) 棒だら

棒だら.jpg

棒だら(ぼうだら)

森島中良著『画本纂怪興(えほんさんがいきょう)』にある妖怪。

国書刊行会刊『森島中良集』から解説を引用する。

「唐人之寝言に曰
 「呀ダラ棒ダラ(ふわだらぼうだら)やあダラ棒だら、
  沖中船頭(おきなかせんどう)あんぽん丹」
 と云。
 タラ・安本丹(あんぽんたん)、
 ともに魚(うを)の名なり。
 されば魚服(ぎょふく)に葬らるゝ船幽霊をいたみ、
 その唱歌(せうが)なるべし。
 ぼうだらにあたり近所はあきはてぬ折々人の生ぎもをぬく 五月雨兼古」
(「タラ」「ダラ」の字は「大」の下に「口」)

荒波に揺れる船とその横に、
ワニのような魚のような姿をしたものが描かれている。

「棒だら」は
「鱈を三枚におろし、干したもの」であるが、
他に「酔っ払い・役立たず」という意味もある。

「唐人之寝言」は
「わけのわからないことを言う」という意味。

「あんぽんたん」は
「愚か者」という意味で、
「カサゴ」の一種が江戸時代に「あんぽんたん」と呼ばれていたという。

大きい割に美味しくない魚だったという事から
「あんぽんたん」と呼ばれていたという。

「魚腹に葬らる」とは
「魚の餌になった――つまり水死の事」。

水死した人が船幽霊となるので、
その供養に「呀ダラ棒ダラ〜」を唄うというが、
わけのわからない言葉に効果があるのだろうか。


posted by 妖怪たま at 02:00 | Comment(0) | 妖怪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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