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2013年12月17日

とりあえず、画本纂怪興(リクエスト) 引込禿

引込禿.jpg

引込禿(ひきこみかぶろ)

森島中良著『画本纂怪興(えほんさんがいきょう)』にある妖怪。

国書刊行会刊『森島中良集』から解説を引用する。

「かぶろ菊の性すくすくと、塔に立〔ち〕、
 ずつしと立つたる其ありさま、姉女郎の目には、いとおそろしかるべし。
 八つの鐘つきだし頃に見ゆるなり夜は地色を引込禿 大屋裏住」

足元が見えないほどに伸びた女性の姿で描かれている。

遊郭に住む客も取らない少女を
「禿(かぶろ、かむろ)」といい、
将来大商人や武家の相手に出来そうな素質を持つ者は
「引込禿」と呼ばれ、華道や茶道などの教育を受けたという。

「かぶろ菊」は根の長い多年草「シュウメイギク」の事で、
「禿」と掛けてあると思われる。

シュウメイギクのようにずっしりと根を張る「引込禿」を、
先輩女郎は脅威に感じるだろう、
ということだろう。

「八つの鐘」は現在の午前二時頃、
「地色」は「女郎の愛人」の事で、
「引込禿」と「愛人を引き込み」を掛けているのだろうか。



posted by 妖怪たま at 02:00 | Comment(0) | 妖怪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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