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2013年12月13日

とりあえず、画本纂怪興(リクエスト) 花車

花車.jpg

花車(くはしゃ)

森島中良著『画本纂怪興(えほんさんがいきょう)』にある妖怪。

国書刊行会刊『森島中良集』から解説を引用する。

「いにしへ三途川に堕落せし女衆口、 地獄のお迎〔へ〕が迷土の使(つかひ)しげゝれば、
 線香の煙にむせび、 二六時中が其間、身を切〔り〕くだく責苦に逢ふさま、
 語るもなみだなりけらし。
 せん香の細き煙を立〔ち〕かねて此世からなる花車のくるしみ 読人しらず」

いくつも並ぶ線香の様な長い棒の先が燃えている中を、
花魁道中をしているような姿で描かれている。

「花車」は「遊女屋で遊女などを監督する女の事」で
冥土の使いである「火車」と掛かっているようである

「衆口」は「多くの人の評判や噂」、
「二六時中」は「一日中」の事。

線香の燃え尽きる速さで時間を計る時計を「香時計」と呼び、
遊女屋でも使われていたという。

死しても、身を投げ売らなければならない遊女の悲劇を描いたものであろうか。


posted by 妖怪たま at 02:00 | Comment(0) | 妖怪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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