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2013年11月25日

とりあえず、画本纂怪興(リクエスト) 後びっくり

後びっくり.jpg

後びっくり(うしろびっくり)

森島中良著『画本纂怪興(えほんさんがいきょう)』にある妖怪。

国書刊行会刊『森島中良集』から解説を引用する。

「角力(すまひ)人絹川谷蔵なるものゝ妻、
 傾城高尾が死霊の為に懸る姿となりたる事、
 『伊達競阿国戯場(だてくらべおくにかぶき)』に委(くは)しく載たり。
 女の後びつくりはさてもあり、
 男の面従後背(めんじうかうはい)は取どころなくや。
 提重(さげぢう)に化〔け〕ても人のこわがるは取て喰ひの後びつくり まがき(草冠に離)唯澄』

後姿は美しいが、
顔を見たらそうでもなかったということで、
同様の妖怪に「否哉」がいる。

『伊達競阿国戯場』は、伊達藩のお家騒動に
「累伝説――醜いというだけで夫に殺され、その恨みから一族を祟ったという悲劇の女性「累」の物語――」
を組み合わせたものである。

「面従後背」は表向きでは従っていても腹の底では背反していること。

「提重」は、手軽に持ち運べるようにした重箱という意味から、
下等な遊女の事を差すという。


posted by 妖怪たま at 02:00 | Comment(0) | 妖怪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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