
キミテズリ・君手摩
沖縄県に伝わる神様で、
琉球王国の守護神であったといわれる。
琉球王国の国王が新たに即位するときに、
安須森御岳(あすむいうたき)から現れるという。
その後、
クボウ御嶽、
斎場御嶽、
藪薩御嶽、
雨つづ天つづ御嶽、
クボー御嶽、
首里真玉森御岳の順に巡り、
各御嶽の神々の力を集め、
最高神女である
「聞得大君」に依り憑き、
新しい国王の前に一度だけ現れ、
徳を授けるという。
この神が現れる前に、
国頭の安須森に、
色鮮やかな涼傘「アヲリ」が出たという。
そのためか、
安須森は別名「アヲリ岳」と呼ばれるという。
沖縄の最高神
「キンマモン」
の異名ともいわれている。