うわばみ
蛇はその生命力や成長時に脱皮する姿より死と再生、
または不老不死の象徴とされた。
高い場所や暗く狭い場所でも侵入できることから、
執念深い生き物とも考えられ、
そのことから神や妖怪視されることも多い。
洪水や土石流などを大蛇に見立てることもある。
「うわばみ」は大蛇の呼び方の一つで、
昔話や落語などでは「うわばみ」を使うことが多い。
大酒のみの事を「うわばみ」とも呼ぶのは、
蛇が自分よりも大きなものでも飲み込んでしまうことから来ているともいわれる。
酒を好み、
煙草を苦手とすることが多く、
人の姿に変化することも出来る。
主に峠で待ち伏せをして人を襲うという。
人を丸呑みにしてしまう話も多いが、
人間に騙されたりするような愉快な話もある。