役小角(えんのおずぬ)
「役行者(えんのぎょうじゃ)」
「役優婆塞(えんのうばそく)」
ともいわれる、山岳呪術者で、
奈良吉野の金峰山や大峰山等の各地霊山を開いた、
修験道の開祖といわれる。
鳳凰のように空を飛び、海上を歩くことも出来たとされ、
「前鬼」や「後鬼」など多くの鬼神や天狗、
葛城山の「一言主(ひとことぬし)」も使役したといわれる。
後に朝廷に咎められて伊豆に流罪となったといわれるが、
その力で衆人を幻惑すると疑われたから、
「一言主」が役小角が国の転覆を図っていると嘘の告訴をしたから、
等といわれている。
「役小角」の石像は
病魔を防ぎ祓うといわれることから、
設置している地域も多い。